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今回は、福岡県でライターとして活動されているフリーランスのお客様の利用事例をご紹介します。
以前は、東京都内の小さな広告代理店で正社員として5年間勤務されていたというY様。
しかし、昨年発生した新型コロナの感染症拡大が影響したほか、以前から続いていた経営不振も重なり、会社は倒産。
Y様は、一旦は東京で新たな職を探すも希望に合った職は見つからず、地元である福岡県へUターンされたそうです。
とはいえ、地元でも新型コロナの影響を大きく受けていたため、転職先が見つかることはなく、不安を感じる毎日を過ごしていたようですが、以前から興味のあったWebライティングの仕事であれば、個人でもすぐに始められるのではないかと考え、ライターとしての一歩を踏み出しました。
最初は、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングを活用して、少しずつ案件を獲得。
しかし、クラウドソーシングの案件は全体的に単価が非常に安価であるうえに、Y様はライターとしての実績もゼロであったため、月に数万円の報酬を得るのが精一杯だったといいます。
その後、たまたま東京在住の知人より編集プロダクションに勤務する編集者を紹介してもらえたこともあり、Y様は書籍の執筆アシスタントの仕事を受注できるようになります。
作業量はクラウドソーシングの案件よりも圧倒的に多いものの、報酬は約5倍ほど。
Y様はクラウドソーシングの受注をストップし、編集プロダクションからの案件のみに集中することになりました。
約1ヶ月半ほどの期間をかけて、なんとか納品。
ところが、書籍の原稿執筆には「発売されるまで請求はできない」という暗黙のルールがあり、ライターが原稿を納品しても、その後の編集作業に時間を要せば、その分、請求書の発行がズレていくのだそうです。
もちろんY様は、そのような条件を受け入れたうえでの受注でしたが、結局請求書の発行を依頼されたのは、納品から半年後。さらに入金はそこから2ヶ月後ということでした。
その間も、継続して案件は受注できていたものの、どれもいつ入金されるのか分からないものばかり。
ライターとしてまだ未熟で執筆スピードも早くないY様は、比較的スムーズに報酬を得られるクラウドソーシングの案件を受注するわけにもいかず、また、Y様は会社員時代の収入を十分に貯金できていなかったこともあり、金銭的な不安に駆られるようになったといいます。
そこで考えたのがファクタリングの利用でした。
弊社へご連絡をいただいたのは、編集プロダクションから受注した最初の案件の請求書を発行してから1ヶ月後。
その1ヶ月後には入金が確実であることは分かっていたものの、やはり報酬はなるべく早く、一部だけでも回収したいという考えから、ファクタリングの利用を検討されたといいます。
ちなみにY様が弊社を選ばれた理由は、ホームページ上に全スタッフの顔写真と氏名が掲載されていたことのほか、会社概要に事細かく情報が記載されていたこと、東京商工会議所に所属していることなどから、信頼できる事業者であると判断したためだとおっしゃっていました。
Y様はクラウドソーシングの案件でファクタリングについての記事を受注した経験があり、その際にネット上でファクタリングの仕組みや特徴を調べていたこともあったため、すでに一通りの知識はお持ちのようでした。
正直に申し上げますと、本来であれば始動間もなく利益も未だ十分に上げられていないフリーランスの方とのご契約は難しいものです。
ファクタリングの審査は融資よりも緩く、特に3社間ファクタリングの場合は基本的に売掛先様に対する調査が主となりますが、やはりご利用者様の実績と社会的な信用度を完全に無視するわけにはいきません。
ですが、新型コロナの感染拡大によって多くのフリーランスや個人事業主の方々が苦境に立たされている現状と、Y様が継続的に案件を受注されているという経過に鑑み、3社間ファクタリングのご利用を絶対条件とさせていただくことで、契約内容を以下のように提示いたしました。
《3社間ファクタリング》
【売却対象売掛金】 18万円
【弊社買取対象額】 16万円
【買取代金】 14万5千円(お客様お渡し金額)
【売掛金買取率】 89%
【ファクタリング手数料】 9%
Y様は、この提示内容に納得されたようで、特に手数料が10%以下に抑えられたことに対して大変満足されていた様子でした。
契約内容の提示後、Y様はすぐに売掛先である編集プロダクションへ債権譲渡の通知を実施。
ファクタリングの利用が取引に影響を与えるかもしれないという不安を抱えておられたようですが、先方の担当者様は快く受諾。
引き続きの発注もお約束いただけたそうです。
その後、無事に3社間ファクタリングにて契約を結び、お申し込みから3日後に買取代金をご入金いたしました。
実績と信用度に欠けるフリーランスや個人事業主様へサービスを提供しているファクタリング事業者は、現状決して多いとはいえません。
しかし、弊社では、どのような事業形態であっても門前払いをすることなく、まずは事業主様から現状や将来的な展望をヒアリングしたうえで条件を提示するなどの柔軟な対応を心がけています。
法人様でも個人様でも「売掛金を早期に回収したい」「入金サイクルが不安定」といったお悩みやご希望があれば、いつでもご相談ください。
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