皆さんこんにちは。
トップ・マネジメントです。

春を通り越して、初夏のような暖かさが続いている地域も多いことかと思います。

弊社の営業担当者のなかには、外回りに出かけた後にハンカチで汗をぬぐいながら帰社する者や、帰社するやいなやジャケットを脱いでシャツの袖をまくりあげる者もいるなど、早くも夏モードで業務に勤しむ様子がみられるようになっています。

昨年から続く石炭や液化天然ガス(LNG)の輸入価格高騰、さらには現在も続くウクライナ危機が拍車をかけることによって電気料金の値上げが続いていることもあり、今年の夏は例年以上に電気の節約を心がける必要がありそうです。

まだまだ体は暑さに慣れていませんが、気温はこれからグングンと上昇していきます。エアコンだけに頼らない暑さ対策の準備を今から進めて体調管理に努めていきたいですね。

さて、今回のスタッフブログのテーマは「やる気の無い社員がいたら実践してみてほしいたった1つのこと」です。

ぜひご一読ください。

やる気のない社員の対応は難しい

やる気のない社員の対応は難しい

皆さんの会社にも、見るからにやる気のない社員の1人や2人いるかもしれません。

そういった社員に対して、どのように対応すべきか悩んでおられる経営者の方は非常に多くいます。

また、なんとかやる気を出してほしいという思いを抱くと同時に、自身のイライラが頂点に達して、つい発破をかけてしまうという経営者の方も少なくないことでしょう。

このような対応の結果、中には奮起してこれまでとは比べものにならないくらいの成果をあげる社員もいるようですが、ほとんどの社員は萎縮した末に、ますますやる気がみられなくなってしまうほか、最終的には欠勤が多くなったり退職に至ったりというケースもあるようです。

では、「やる気のない」社員の「やる気を向上させる」には、どのような手段が適していると考えられるのでしょうか。

「やりがい」を感じさせて「やる気」を生み出す

「やりがい」を感じさせて「やる気」を生み出す

「やる気が出ない」理由のひとつとして考えられるのは、やはりその業務に「やりがいを感じられない」ということです。

「やりがい」というと、好きな物事であったり興味深い事柄に対してのみ湧き出るものだと思われがちですが、そうでないものに対しても「やりがい」を見出させることは可能なのです。

その手段のひとつが、適切に「評価すること」

利益の拡大ばかりに意識を向けがちであり、社員のミスや成果の低さに対しては積極的に指摘や叱責するにもかかわらず、貢献度の高い結果や行いに対しての賞賛は欠いてしまう・・・。

これは、利益第一主義を掲げて社員に対する評価を疎かにしがちな経営者の方々が営む会社でよくみられるケースですが、こういった会社に所属する社員は適切な評価を得られずに「やりがい」を失ってしまい、結果的にやる気も削がれてしまうものです。

また、社員に対する評価は給与やボーナスの「金額」で示せば良いと考える経営者の方も多くみられます。

もちろん給与やボーナスの金額は評価のひとつであり、金額がアップすることで評価されていると認識し、「やりがい」を感じられる社員の方は多いことでしょう。

しかし、多くの企業で給与やボーナスの査定は年に数回程度であり、歩合制や成功報酬型の雇用でもない限りは、金額での評価は限られた回数でのみしかできないものです。

ですので、社員が会社にとって貢献度の高い行いや結果をみせた際には、その都度、賞賛を「言葉」で伝えるべきであり、「言葉による」賞賛の繰り返しによって社員は自己肯定感を高めると同時に、自身の業務に対する「やりがい」を感じはじめ、「やる気」の向上にもつながる可能性が高まるはずです。

賞賛と同時に次なる課題の提示を

賞賛と同時に次なる課題の提示を

「言葉で賞賛を伝える」と言われても、具体的にどのような順を追って伝えるべきか分からないという方もいることでしょう。

そんな方にぜひ実践していただきたいのが「準備・実行・結果」の3点に絞って、それぞれに対する賞賛を述べるというもの。

こうすることによって、準備から結果までという業務全体を流れに沿って端的に評価することも容易になり、社員としても何をどう賞賛されているのか理解しやすくなります。

さらに、社員の育成という観点からいえば賞賛と同時に課題を提示するのも有効手段です。

これは、「賞賛を伝える」ことによって社員の「やりがい」と「やる気」を向上させると同時に、さらなる高みへと導くための道標を示すことにもつながるからです。

まとめ

まとめ

今回は、やる気のみられない社員に対して実践してみていただきたい、たったひとつの手段をご紹介してみました。

長々と記述してはいますが、要するに社員の方々のミスや低い成果を指摘したり叱責したりするばかりでなく、たとえ些細なことでも構いませんので、賞賛すること忘れないでいただきたいということをお伝えしたかった次第です。

人間誰しも、褒められて気分を悪くする人はいません。そして褒められることによって自然と「やりがい」を感じられるようになり、それに伴うように「やる気」も湧いてくるはずです。

やる気のみられない社員だからこそ、あえてしっかりと褒めて成長を促してみてはいかがでしょうか。