いつもブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
「お知らせ」でもお伝えしました通り、弊社が昨年5月にリリースした新サービス「見積書・受注書・発注書ファクタリング」へのお問い合わせ件数が4500件を突破いたしました。
請求書発行前でも、見積書・受注書・発注書のいずれかをご用意いただければファクタリングが利用できる当サービスは、従来のファクタリングよりも素早く資金を回収できる画期的な仕組みが好評を博し、多くの事業主様にご興味を持っていただけたようです。
お問い合わせならびにご利用いただいた事業主の皆様にこの場を借りて、改めて御礼申し上げます。
有難いことに、年が明けた現在でも当サービスへのお問い合わせは増加傾向にありますが、中には「初めてのサービスで不安があるため、利用事例を教えてもらえないか」といった内容のご連絡をいただくことがございます。
そこで今回は、より多くの方に当サービスの内容をご理解いただき安心してご利用いただけるよう、過去にご契約いただいたお客様の利用事例を一点ご紹介したいと思います。
ご利用いただいたのは、京都府内でデザイン制作事業を展開されているR社様。
およそ10年前に設立して以降、チラシやパンフレット、DMや書籍といった紙媒体から、Webサイトや映像制作など媒体を問わず様々なデザインを手がけてこられたそうです。
代表のA様は、かつて大手広告代理店でデザイナーを務めてこられたプロフェッショナル。
経験も実績も豊富なA様は、地元である京都府への恩返しとモノづくりに携わる若い力の育成を目的に、安定した待遇を捨てて独立を果たされたといいます。
設立当初は、A様お一人ですべての業務をこなしておられたそうですが、徐々に従業員を抱えられるほどに業績も伸び、最盛期には年商1億円ほどにまで上るなど、事業は好調をキープしてきました。
しかし、独立志向の高い業界であるほか、昨今続く新型コロナの影響からフリーランスへの転身を希望して退職する従業員が相次ぎ、昨年は思うように案件を受注することができなかったそうです。
おまけに、顧客の中にはR社様への信頼を超え、従業員個々人に対する信頼で発注されていたケースも多く、従業員の退職とともに受注数も失ってしまうという悪循環に陥ることも度々起こり、A様は頭を抱える毎日を過ごされたといいます。
業績が不安定どころか、例年以上に落ち込んだまま迎えた昨年11月。
ボーナスの支払いを翌月に控えたものの、その捻出に暗雲が漂います。
従業員の努力と成果を正当に評価し、毎年欠かさずにボーナスを支給してきたA様としては、なんとか不支給だけは避けたいと考え、不足分をファクタリングにて賄おうと思い付かれたといいます。
ただ、こういった業界ではたとえデザインが完了したとしても、制作物や商品が実際にリリースされるまでは請求書の発行が行えないというルールが常識的に存在することもあり、ファクタリングだけでは思うように資金を回収できないことに気づきます。
そこで目をつけられたのが弊社の「見積書・受注書・発注書ファクタリング」。
たまたまインターネットでファクタリングサービスを調べていた際に見かけた弊社のサービスに興味を持たれ、お問い合わせをいただきました。
A様が最も懸念されていた点は、「見積書・受注書・発注書ファクタリング」の違法性の有無。
これに関しては、A様のみならずお問い合わせをいただく多くの事業主様が心配されますが、「見積書・受注書・発注書ファクタリング」も通常の「請求書ファクタリング」と同様に、あくまでも「債権の譲渡」を基盤としたサービスですので、違法性はまったく無い旨をお伝えしました。
さらにもう一点、A様は「まだ制作が開始または完了していない案件の発注書も買い取り対象となるのか」という点についても不安視されていましたが、こちらに関しても、「発注」を受けている旨を証明さえできれば問題なく利用できることをお伝えしました。
こうして、「見積書・受注書・発注書ファクタリング」に対する懸念や不安が払拭されたこともあり、そのまま利用を即決。
各種提出書類をご用意いただいたのちに、改めてWeb上でご面談をさせていただき、以下のような契約内容をご提示いたしました。
〈見積書・受注書・発注書ファクタリング〉
【売却対象売掛金(みなし)】 250万円
【弊社買取対象額】 220万円
【買取代金】200万円(お客様お渡し代金)
【買取率】 88%
【ファクタリング手数料】 9%
R社様は、現状でこそ業績の落ち込みがみられますが、設立からおよそ10年にわたって事業を継続されている点や、お取引先からの売掛金も問題なく回収されている点などを考慮に入れれば、優良企業様に値するため審査は問題なくスムーズに完了しました。
提示した契約内容にもご納得いただけたようで、翌日の午前中には入金。
ご精算の際に伺ったお話によれば、無事に今年もボーナスの支給を終えられたとのことでした。
「見積書・受注書・発注書ファクタリング」は、まだまだ一般的にはマイナーな資金調達手段ではありますが、請求書発行前にも資金回収が可能になる大変有用かつ効率的なサービスであると自負しております。
サービス内容に関してご不明な点があれば、どんな些細なものでも構いませんのでご連絡ください。弊社の経験豊富なスタッフが分かりやすく丁寧にご説明いたします。
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