私が18歳の時、私の幼馴染の親父さんが経営する運送会社で配送の仕事を約半年間、手伝っていた事がありました。
幼馴染の親父さんは『赤帽』と車体に書かれた軽自動車に乗って毎日朝早くから配送に出掛け、夜遅くまで働いていました。
目次
個人事業主協同組合『赤帽』の組合員だった幼馴染の親父さん
当時、世の中の仕組みに関して右も左も分からなかった私は、幼馴染の父親が『赤帽』という会社の社長だと思い込んでおりましたが、赤帽とは貨物軽自動車運送事業者である赤帽組合というものがあり、その赤帽組合員が集まって組織化されたものであるという事、赤帽組合とはそれぞれが独立した個人事業主の集まりである事を、今のファクタリングの仕事を始めてから知りました。
そんな個人企業主として運送業を経営していた幼馴染の親父さんが、ある日過労から体調を崩し入院する事になってしまった事から、幼馴染と私は『赤帽』の軽自動車に乗り、定期配送の仕事を手伝いました。配送先はかなり多く、配送ルートにも全く慣れていない私たちは、配送の指定時間に間に合わなかったり、積載した荷物を落としてしまったりして配送先から毎日クレームの連続でしたので、ちゃんと最短のルートを頭に入れ、早朝から夜遅くまで手際よく配送業務を確実にこなしていた幼馴染の親父さんの事をすごいなと思って尊敬していました。
手伝いにも値しない仕事しか出来なかった私達に、幼馴染の親父さんは「私が大変な時に仕事を手伝ってくれて本当に有難う。」と優しい言葉をかけてくれたことを今でも鮮明に覚えています。
私たちの失敗から廃業へ
そんな優しかった幼馴染の親父さんの会社は、その息子と私が起こした数々の配送トラブルの積み重ねにより、取引先が減少してしまい数年後廃業に追い込まれてしまいました。
廃業したという話を聞き、私は大変申し訳ない気持ちで一杯になり、幼馴染の親父さんに対して謝罪しました。
経営者の言葉の重み
しかし、幼馴染の親父さんは「気にするな。手伝ってくれて本当に嬉しかった。会社を経営していれば、良い時もあれば悪い時もある。経営者っていうのは、大きな仕事が舞い込んできて大金持ちになるかもしれない可能性もあれば、急に仕事がなくなり、乞食になるかもしれないリスクもある。それが会社を経営するって事だ。全部俺の自己責任だからもう謝らなくていいからな。元気出せ。」と笑顔で私に言いました。
ファクタリングの仕事をするようになってから、様々な経営者の方と接する機会がありますが、特に運送業の経営者様や個人事業主の社長様とお会いすると、やっぱり私の幼馴染の親父さんの事を思い出してしまいます。資金調達で悩んでいる姿を見たりお話を聞いたりすると、必要以上に力になってあげたくなってしまう事も幼馴染の親父さんの事があるからかもしれません。
何故今回こんな昔話を書いたかというと、先日長野県で運送業を経営する社長様からファクタリングのお問合せを頂いた際、その社長様が個人事業主であり、『赤帽』組合員だったからです。
長野県長野市運送業経営 個人事業主様への即日ファクタリング
遅延している給料分と燃料代をお盆明けまでには確保したい
「私は長野県長野市で貨物軽自動車運送事業者である赤帽組合に加盟し、個人事業主として運送業を営んでおりますHと申します。昨年、車両を数台一斉に買い替えを行った事、今年に入り燃料代の高騰や働き方改革の影響も受け、思ったようにキャッシュフローが回らなくなり、資金調達をする事が多くなりました。最初は、クレジットカードの現金化やキャッシング枠での借り入れで繋いでいたのですが、支払いを遅延してしまった事から上手く回らなくなってしまい、ソフト闇金というものに手を出してしまいました。ソフトといってもやはり金利は高い為、利息のみの支払いを続けていくうちに、従業員の給料が遅れがちになってしまい、地元のガソリンスタンドにも買掛金が溜まっていく一方で、にっちもさっちもいかなくなってしまいました。
このままでは不味いと思い、インターネットで資金調達先を探している中で御社のHPを見つけ、ファクタリングという借入にならない資金調達方法を知りました。御社のHPの中で、キャッシュフローを改善するコンサルティングも行っているという事も知り、是非お願いしたいと思い問合せさせて頂きました。先急ぎお願いしたい金額は、遅延している給料分と燃料代を合わせて100万円程になります。遅くてもお盆明けまでには支払わなくてはならない為、何卒お願いします。」
お客様概要
【業種】:運送業
【事業形態】:個人事業主
【事業内容】:荷物の運搬、引越し業務
【所在地】:長野県長野市
【年商】:4000万円
【従業員数】:6名
【銀行借入】:地元の信用金庫から500万円
【ノンバンク借入】:ソフト闇金3社(合計150万円)
【税金関係】:消費税分納中(180万円)
【ファクタリングの利用】:利用歴無し
【現在申込のファクタリング会社】:弊社のみ
【希望ファクタリング金額】:100万円
お電話でヒアリング後、「利用しているソフト闇金についてのご相談にも乗ります」とお伝えすると、本日中に面談可能であるとの事でしたので必要書類をお伝えしました。
お伝えした必要書類
- 印鑑証明書
- 売掛金成因資料(見積書・請求書・支払通知書など)
- 売掛金が入金される銀行預金通帳
- 確定申告書
- 住民票
- 納税証明書or分納計画書
ご面談
15時前、必要書類を持参しH社長様が弊社までご足労下さいました。
ご持参下さった必要書類を拝見し、2社間ファクタリングでの審査を行いながら1時間程面談させて頂きました。
弊社での面談時の対話内容
ご面談の中でH社長様からの依頼内容は、ファクタリングで資金調達を行う事、現在利用しているソフト闇金の対応策、今後のキャッシュフロー改善策でした。
資金調達とキャッシュフロー改善が同時に行えるゼロファクをご提案
H社長様は個人事業主でしたが、社会保険にきちんとご加入されていた為、キャッシュフローの改善策として通常のファクタリングではなく、助成金も一緒に申請出来る『ゼロファク』で資金調達する事をご提案させて頂きました。ゼロファクであれば、要件さえ整っていれば1年後には助成金の受給が可能になるのでキャッシュフローの改善に繋がります。
更にゼロファクのメリットは、ファクタリング時の優遇措置としてファクタリングにおける売掛金売買手数料が最大で10%割引になる事、助成金申請に関して通常かかる月額顧問料(月額29,800円)がゼロファク利用月にはタダになる事などをお伝えし、過去ゼロファクでの成功例、助成金受給によるキャッシュフロー改善成功例をご覧頂きました。
H社長様から「キャッシュフローの改善が行いたいので、是非ゼロファクで審査してください!」とご依頼を頂戴致しました。
ソフト闇金については債務整理をご提案
H社長様が利用しているソフト闇金については、金利自体が15日間で25%(月間50%の金利)でしたので、弊社提携弁護士に連絡し不法原因給付で対応してもらえるよう依頼した上でH社長様をご紹介致しました。闇金は所在地が明らかでないケースが多いので、過払金を取り戻せるか分かりませんが、出来る限り協力してもらえるよう提携弁護士に私の方からもお願いしておきました。H社長様は、「ソフト闇金の支払いがなくなるだけでもだいぶ楽になります。」とおっしゃって下さいました。
不動産リースバックでの資金調達も併せてご提案
H社長様はご自宅以外にアパートもご所有されておりましたので、不動産リースバックの仕組みについてもご説明し、まとまった資金調達が必要な場合はいつでもご相談下さいとお伝えしました。今回の必要希望額は100万円だった事、用途にもあった支払い期日も差し迫っていた事から、今回は不動産リースバックを利用せず、ファクタリングと同時に助成金の申請も行う事が出来る『ゼロファク』で対応させて頂く判断を致しました。
弊社からのお見積書を提示~ゼロファクでのご契約
ご面談中に審査部に伝えてあった通常の2社間ファクタリングでの審査から、ゼロファクでの2社間ファクタリングに切り替えをした審査結果が上がってきたので、H社長様へご提示させて頂きました。
お買取り内容
≪弊社見積り内容≫
【弊社買取対象額】売掛先3社分合計金額¥3,088,115円の売掛債権のうち¥1,163,520円
【買取代金】¥1,010,762円(お客様お渡し金額)
【買取期間】46日間(買取実行日から売掛金着金日までの日数)
【売掛金買取率】85%(ファクタリング手数料15%)
【ゼロファク優遇により】売掛金買取率が80%⇨85%へ(ファクタリング手数料5%優遇)
以上の条件が今回発行した見積書の内容です。
H社長様から即決のご判断を頂き、ゼロファクを利用した即日ファクタリングにてご契約させて頂きました。
H社長様、本日はご足労下さり誠に有難うございました。
債務整理及び助成金の件、しっかりとサポートして参りますので宜しくお願い致します。
キャッシュフローの改善を成功させる為、私共が全力でサポートさせて頂きます。
運送業個人事業主様へ即日ファクタリングまとめ
弊社では、上記の通り個人事業主の社長様でも全力でサポートさせて頂いております。
「個人だから資金調達は難しい」とか、「個人だからどこも貸してくれないから闇金位しか相手にしてくれない」などと諦めずに、まずは株式会社トップ・マネジメントへご相談ください。
本日も弊社ブログを最後までご覧頂き、誠に有難うございました。
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