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今回は、弊社が5月に正式リリースした新サービス「見積書・受注書・発注書ファクタリング」の利用事例をご紹介します。

ご利用いただいたのは、熊本県で金属製品の製造業を営むI社様です。

40年以上にわたって経営を続ける製造業者様
40年以上にわたって経営を続ける製造業者様でありますが、近年は取引先の倒産や廃業なども影響し、厳しい経営を強いられているとのことでした。

従業員の高齢化などの問題を抱えていることもあり、今後は若い人材を積極的に確保していきたいものの、製造業に興味をもつ若者は少なく、人材の確保にも苦労されているようです。

一時は、近い将来の廃業も頭をよぎったそうなのですが、そんな矢先に思わぬオファーが舞い込んできたといいます。

I社様の評判と長年の実績を聞きつけた都市部の企業からの、新規取引の提案です。

ここ数年は、新規取引先の獲得などなかったため、飛び上がるように喜んだそうですが、ひとつだけ大きな問題がありました。

それが、発注量です。

I社様が請け負う通常の受注量の約3倍近くもある発注量であったため、材料費の支出が大幅に増加するのは確実。

ただでさえ、毎月の固定費の支払いがギリギリの財務状況であり、新たな、しかも大量生産に対応できるほどの材料費の捻出は困難であることは明らかでした。

銀行の融資は、たとえ審査に通過できたとしても入金までに長い時間を要することは確かですし、ビジネスローンは利率が高いこともあり、たとえ資金を一時的に確保できたとしても、後々の資金繰りに悪影響を与えかねないと考えて断念。

そんな中で目をつけたのがファクタリングでした。

そんな中で目をつけたのがファクタリング

ファクタリングであれば、最短即日で一時的な資金の獲得が期待できる上に、利子を伴う長期的な返済に追われることはないため、資金繰りの大きな悪化を防ぐことも十分に可能だと考え、いくつかのファクタリング事業者に問い合わせの連絡を入れたそうです。

しかし、問い合わせたファクタリング事業者のほとんどから、想像以上に高い利用手数料を提示されたため、熟慮の末に断念。

中には50%近い利用手数料を提示する、明らかな悪徳業者も存在したといいます。

このままでは、千載一遇の大きなチャンスを逃してしまうと、頭を抱えていた中、インターネット上で目にしたのが弊社の「見積書・受注書・発注書ファクタリング」ということでした。

聞いたこともないファクタリングの名称に、「合法的な金融サービスなのか?」などと訝しまれたそうですが、具体的な内容を知りたいと考え、弊社にお問い合わせをいただきました。

「見積書・受注書・発注書ファクタリング」とは、その名の通り、見積書・受注書・発注書のいずれかの書類の売買によって成立させるファクタリングです。

通常のファクタリングの利用においては、売掛金の発生を証明する「請求書」の発行が原則であり、請求金額を基にして買取金額(お客様へのお支払い金額)を決定します。

一方、「見積書・受注書・発注書ファクタリング」は、見積書・受注書・発注書のいずれかに記載される金額を「みなしの売掛金」として買取金額を決定します。

つまり、案件の開始以前など、請求金額が確定する前に実行可能なファクタリングであり、もちろん違法性はまったくありません。

さらに、2社間ファクタリングと同様に、取引先への債権譲渡通知は不要となりますので、取引先との関係性を心配される方も安心してご利用いただける画期的なサービスであるといえます。

一通りの説明を聞かれた代表のF様は、さっそくこの「見積書・受注書・発注書ファクタリング」の利用を申請。

「見積書・受注書・発注書ファクタリング」の利用を申請
ご事情を伺った私たちとしても、なんとかI社様に舞い込んだ大口のオファーを受けていただきたいとの思いから、早急の手続きをお約束しました。

I社様から発注書をはじめとする各種の書類を送付いただいたのは、それから5日後のこと。

なお、「見積書・受注書・発注書ファクタリング」の利用は、取引実績と取引先の信用を最重視した契約となるため、「月商500円以上かつ設立半年以上」という条件を設けているのですが、I社様はこの条件を満たしているため、契約は問題なく交わせることになります。

そして、肝心の発注金額は700万円。

実際の請求金額との差額が発生することも考慮に入れた上で、弊社では以下のようなご契約内容を提示しました。

〈見積書・受注書・発注書ファクタリング〉
【売却対象売掛金(みなし)】 700万円
【弊社買取対象額】 600万円
【買取率】 86%
【ファクタリング手数料】 9%

代表のF様は、材料費を十分に賄える金額だとして満足されたようで、すぐにご契約の運びとなりました。

今回のご利用事例
今回のご利用事例のように、「見積書・受注書・発注書ファクタリング」は、製造業社様や建設業者様においては材料費調達に、運送業者様であれば業務増加にともなう新規車両の購入費に充てられるなど、請求書の発行を待つことなく、売掛金を「みなしの売掛金」として通常のファクタリングよりも回収できるため、上手にご活用いただければ案件開始前に直面する資金面の不安を即時解消できます。

ご利用を検討されるようでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。