皆さまこんにちは。

トップ・マネジメントです。

10月も後半にさしかかりました。

本格的な冬が到来するのは、もう少し先ではありますが朝晩はグッと冷え込む日もあり、街中ではすでにコートを羽織るビジネスマンの方々をチラホラ見かけるようになりました。

未だに新型コロナは収束する気配もない中で、今後はインフルエンザに対する注意も必要になる季節です。

感染症対策の徹底とともに日々の体調管理にも十分に気を配り、くれぐれもお体を大切にしてお過ごしください。

さて、今回のスタッフブログを担当するのは営業部の松坂です。

日々、お客様に対しファクタリングのご説明やご相談に応じておりますが、お客様の中にはファクタリングに対して、あまり良い印象を抱いていない方も少なからずいらっしゃるようで、対応に苦心するケースも多々あるとのこと。

そこで私は「なぜファクタリングには悪いイメージがつきまとってしまうのか」という問題について考えるとともに、いかに対応すればお客様からの信頼を得られるかを模索し続けています。

そこで今回は、ファクタリングに対する誤解や偏見をなくすためにも、ファクタリングに悪いイメージがつきまとう理由についての考察をお伝えしたいと思います。

皆さま、ぜひ最後までお付き合いください。

 

今回、私がお伝えしたいのは「ファクタリングに悪いイメージがつきまとう理由」についてです。

おかげさまで、弊社は日々多くの事業主さまからお問い合わせやご相談をいただいております。

私たちもお客様のご期待に添えられるよう、それぞれが抱えておられる問題に対して真摯に向き合いながら対応しておりますが、残念ながらファクタリングというサービスそのものに対して良いイメージを抱いておられず、なかなか前向きに聞き入れてもらえないというケースも多々あります。

以前は、「どうしてここまでファクタリングはイメージが悪いのか・・・」などと、悩みを通り越して悲しみに近い感情になることもあり、どのように説明すればお客様にファクタリングを前向きに理解していただけるのかと深く考え込む日もありました。

その結果、私はまず「ファクタリングに悪いイメージがつきまとう理由」について洗いざらい考察することにしました。

理由を導き出して、それらを包み隠すことなくお客様にお伝えし、誤解や偏見を明確に指摘できれば、ファクタリングに対するイメージも覆るのではないかと考えたからです。

では、ここからは私なりに考察した「ファクタリングに悪いイメージがつきまとう理由」をご紹介していきます。

細かなものも多々あるのですが、今回はその中でも特に大きな影響を与えているであろう4つの理由を取り上げてみました。

銀行系ファクタリングは成約までのハードルが非常に高い

様々な金融機関の中でも、やはり群を抜いて信用度が高いのは銀行です。その銀行の金融商品の中でも特に一般的なのは融資であり、おそらく多くの事業主様が一度はご利用を検討されるのではないでしょうか。

一方で、意外と知られていないのが銀行もファクタリングを取り扱っているという点です。

直接的にファクタリングを提供する銀行もあれば、3大メガバンクのように、ファクタリング専門の子会社を設立してサービスを提供する銀行もあります。

このような銀行が提供するファクタリングは「銀行系ファクタリング」と呼ばれるのですが、ファクタリング本来の契約方式である3社間ファクタリングのみでの対応になる為、契約成立するまでのハードルが非常に高いのが現状です。その為、「ファクタリングといえば独立系ファクタリング会社の独自サービス」という認識を持たれがちのようにも思われます。

ですので、信頼度の高い銀行も提供するサービスであるにも関わらず、成約までに時間がかかる事や売掛先に知られずに資金を調達したい経営者層からは敬遠されてしまい、「手軽に資金調達出来るファクタリング」=ファクタリング手数料が割高な独立系ファクタリング会社の独自サービス(2社間ファクタリング)であるという事実が、ファクタリングのイメージが向上しない理由のひとつだと考えられます。

給料ファクタリングの影響

2つ目は、提供事業者が告訴されたり逮捕される事件が発生したりと、最近何かと話題になりがちな給料ファクタリングの影響です。

私たちの提供するファクタリングが事業者向けの金融サービスなのに対し、給料ファクタリングは個人向けのファクタリングですが、同じ「ファクタリング」という名称を冠していることから、サービス内容が混同されがちです。

さらに、悪質な事例が度々報道されることによって給料ファクタリングの知名度が飛躍的に向上したため、真っ当な金融サービスであるはずのファクタリングのイメージも同時に低下していると考えられます。

融資よりも緩い利用条件

3つめは利用条件の緩さです。

ファクタリングにも利用時には融資と同じく審査が行われますが、融資とは異なり、利用企業の信用情報は大きく影響を与えません。

特にノンバンクのファクタリング審査では、融資審査では大きな不利となる「赤字決済」や「税金滞納」などのマイナスな経営事情をお持ちであっても、問題なく利用できてしまうケースがほとんどです。

これらは、融資を受けられない企業にとっては大きなメリットであると言えるのですが、一方では「事業主なら誰でも気軽に利用できる」という「緩い金融サービス」とも受け取られることから、事業主さまの中には信用性に欠けるとして利用を躊躇されることもあるようです。

 

債権譲渡に対する印象

最後は、債権譲渡に対する印象です。

日本のビジネス界では、昔も今も「債権譲渡」をネガティブな行為として受け取る傾向があります。

これは、債権を譲渡することが経営不振の露呈につながる可能性があると考えられるためであり、多くの事業主様がなるべくなら避けたい手段だと思われるはずです。

したがって、売掛債権を譲渡することにより資金を早期に回収するというファクタリングを好意的に受け入れられないのは、残念ながら当然のことともいえるのです。

以上が、私なりの考察した「ファクタリングに悪いイメージがつきまとう理由」です。

今回は細々した理由は省略してお伝えしましたが、少なくともご紹介した4つの理由がファクタリングのイメージ低下に影響を与えているのは確かです。

ファクタリング業界に身を置く私たちとしては、少しでもファクタリングに対するマイナスの印象を払拭して、多くのお客様に気持ちよくご利用いただけるように対応していかなければならないと考えています。

どのような些細な心配事や疑問点でもかまいません。気がかりな点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。