いつも弊社ブログをご覧いたただきまして誠にありがとうございます。
今回は、愛知県で動物病院を経営されるH様の2社間ファクタリングご利用事例を紹介します。

院長を務められるH様は30年以上のベテラン獣医師。現在の動物病院は、20数年前に開業されたとのことですが、開業費用を節約するために、もともと医院だった建物をいわゆる居抜きとして活用したということでした。
そのため老朽化が著しく、改築や改装は常に課題として抱えられてこられたそうです。

実際に、ここ5年ほど前からはインターネットの口コミに「古臭い」「窮屈」「清潔感に欠ける」といったネガティブな評価が並ぶようになり、H様もいよいよリフォームに本腰を入れようと決意されます。
ペットもオーナーもリラックスして診察を受けられる空間を心がけた設計や、こちらも長年にわたって使用を続けてきた機器類も一新しようと考えられ、各業者に見積もりを依頼。
数年前にリフォーム経験のある獣医師仲間の方から、必要になった費用の総額をうかがっていたこともあり、H様はある程度の目安を立てていたのだそうですが、提示された見積もり額は予想を大きく上回る金額だったそうです。

これは昨今の物価高騰の影響もあるようで、致し方ないといいうのが業者の答えだったといいます。
いくつかの業者に相見積もりを依頼したものの、提示される金額はほぼ同等。

なるべく資金調達は避けて実行したいと考えていたH様でしたが、手元の資金を崩すとなると、たちまちキャッシュフローが乱れる可能性もあると懸念され、思い切って資金調達に踏み切ることを決断されました。

まずは王道である銀行融資から検討。経営状況は決して悪くはなかったため、H様はおそらく融資審査も問題なく通過できると踏んでいましたが、長期的に続くであろう返済をネックになると考えたこともあり保留に。

次に検討したのがファクタリングでした。
H様は、10年ほど前に一度だけファクタリングを利用して資金調達をした経験があったそうで、ファクタリングについての仕組みはすでに理解されていたとのことでした。

ただ、前回利用したファクタリング業者は、接客態度が非常に横柄であっただけでなく、利用手数料も高額であったため、あまり良い印象ではなかったといいます。
それでもファクタリングの有用性については、認めておられたようで、今回の資金調達でもファクタリングを候補のひとつとして考えられました。

顧問税理士にもアドバイスを受けながらファクタリング業者の選定を進めていかれたH様。問い合わせを繰り替えされたようですが、やはり横柄や業者や30%近くの利用手数料を提示する業者が存在した様子だったものの、前回の経験を踏まえて不審に思った業者は即刻スルーされていかれたようです。

弊社にご連絡をいただいた時点では、すでに10社以上に問い合わせを行われていました。

動物病院は、保険診療が適用される医療機関とは異なり自由診療となります。したがって、国民健康保険団体連合会（国保）や社会保険診療報酬基金（社保）を通じた「医療ファクタリング」の実行は不可能であり、2社間ファクタリングの利用が原則です。
H様は以前にもファクタリングを経験されていたこともあり、この条件はすでに承知でした。
なお、2.5社間ファクタリングのご提案もいたのですが、H様はなるべく早い入金をご希望されており、専用口座の開設までに時間を要することなどを理由に断念されました。

買取希望額は、リフォーム費用に充填する分になる500万円。

自由診療ということもあり、クレジットカードで支払われた診察料が売掛金としてファクタリングの対象になりますが、確認したところ今回は500万円に届いていなかったこともあり、ご希望に添えない旨はお伝えしました。
それでも充填が可能な資金の調達は可能であると判断されたH様は、利用手数料の提示を待って契約を検討されるとのこと。

私たちは、H様のご希望を踏まえたのはもちろん、今後の動物医療の発展も願ったうえで最終的に以下のような契約内容をご提示しました。

【売却対象売掛金】　460万円
【弊社買取対象額】　430万円
【買取代金】390万円（お客様お渡し代金）
【買取率】 93%
【ファクタリング手数料】　9％

H様も内容にご納得されたようで、今回の契約は無事に締結。

予算の都合上、機器類については一部の新調に限られるとのことでしたが、リフォームは当初の計画通りに行われることが決定したとのお話を後日うかがいました。

さて今回の事例のように、動物病院などの自由診療を行われる医療機関（国民健康保険団体連合会（国保）や社会保険診療報酬基金（社保）が売掛先とならない）であってもファクタリングのご利用は可能です。
また、原則として2社間ファクタリングの利用になりため、ご契約当日の入金が可能。入金までの日数こそかかりますが2.5社間ファクタリングのご利用ももちろん可能です。
ファクタリングの利用をご希望であれば、一度お問い合わせください。