皆さまこんにちは。
トップ・マネジメントです。

先日、WMO(世界気象機関)が、世界における今年の7月の気温が観測史上もっとも暑くなることを予測し、国連事務総長もこの異常な気温上昇を「地球沸騰化」という表現を用いて警告しています。
私たちの本社は東京都に所在しているのですが、連日のように気温が35度を超えるには当たり前。さらに都内をはじめとした大都市は人口密度が高く、建物やそれに付帯した稼働中の室外の数、走行中の車から排出される排気ガスの量などが要因となり、体感気温は40度を超えるといわれています。
今すぐに気温の低下を望んだところで叶うはずはありませんが、危険な暑さの日々を乗り越えるためにも、食事や水分の十分な摂取はもちろん、電気代の高騰が続くとしても、できるだけ長時間にわたる冷房の使用を心がけて生活や仕事をしていきたいものです。

さて、今回のスタッフブログのテーマは「資金繰りが厳しくてもノンバンクの借入は避けたほうがいい つの理由」です。
ぜひご一読ください。

銀行や信用金庫、ノンバンクの融資における各長所

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資金調達が必要になった多くの事業主さまが第一に検討する手段といえば、やはり融資ではないでしょうか。
そして融資を取り扱うのは銀行や信用金庫、それにノンバンクがありますが、この中でもまずは銀行や信用金庫での融資を望むのが一般的です。
低金利で信頼度の高い銀行や信用金庫での融資審査に通過できれば、調達コストを抑えて事業資金を確保できますし、企業価値の向上も図ることができます。
一方のノンバンクのメリットは審査通過率が高いため、銀行や信用金庫の融資審査に通過できなかった事業者さまであっても資金調達が可能なケースが多くみられます。また、最短即日での契約や送金といった対応が可能なサービスも珍しくありません。
このように銀行や信用金庫とノンバンクの融資はそれぞれにメリットがあるといえるのですが、ァクタリング事業者からすれば、安易にノンバンクのビジネスローンを利用するべきではないと考えています。

100%に近い確率で上限金利が設定される

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1つめの理由は、とにかく高金利であること。
現在の利息制限法において、金利の上限は年20%〜15%までの設定に限られます。具体的には、10万円未満の借入で年20%、10万円以上100万円未満で年18%、そして100万円以上では年15%。これ以上の金利を設定している事業者は闇金業者と断定すると断定できます。
ノンバンクの融資を利用されたことのない事業者の方であれば「そうはいっても上限いっぱいの金利を提示するだろうか」と考える方もいるようですが、その可能性はほぼ高いどころかほぼ100%に近い確率で上限金利での借入となることが多いものです。担保や保証人が不要なキャッシュローンならなおさらでしょう。
民間・政府系の銀行、それに信用機関での金利は年3%〜台というのが一般的です。担保の価値にもよりますが、上限金利が適用されることはあまり多くはありません。対してノンバンクの融資は、担保が用意できたとしても10%以上が当たり前なわけですから、たとえ借入に成功したとしても、中長期的に続く返済によって将来的な資金繰りを圧迫させる要因になりかねないわけです。

信用度低下につながる可能性が高い

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2つめの理由は、銀行や信用金庫からの信用度が低下する可能性が生じることです。
ノンバンクの融資を利用する事業者さまの多くは、銀行や信用金庫からの評価が得られないことを理由にされています。しかし、ノンバンクからの借入は残念ながら銀行や信用金庫から評価を落とす要因となってしまうのです。
つまり、銀行や信用金庫からの評価が低く審査に通過できない→ノンバンクから借り入れる→銀行や信用金庫からの評価をさらに低下させる。という回廊に陥ってしまい、結果的に負債が積み重なっていくことが予想されます。最悪の場合は、それが引き金となり倒産の決断を下す必要にもかられることでしょう。

複数社からの借入は大きなリスク

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3つめの理由は、数千万円以上の借入は難しいという点です。
企業の規模や財務状況、さらには担保の価値といったいくつもの要素に基づいて判断されるため一概にはいえませんが、銀行や信用金庫では数百万円〜数千万円の融資も現実的に可能です。
対するノンバンクでは、数十万円〜数百万円の借入が限界とみるのが妥当です。もちろん、銀行や信用金庫と同じようにいくつかの要素が絡み合うことで数千万円の借入まで伸ばすことも可能でしょうが、その確率は極めて低いといえます。
また、調達希望額に届かなければ複数社からの借入も検討しなければなりません。その場合、高金利であるノンバンクの融資を複数社から借入すれば返済の負担が大幅に増すことは容易に想像できます。

まとめ

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以上の3点がノンバンクの利用を避けるべき理由です。そのなかでも特に意識するべきものを挙げるのであれば「銀行や信用金庫からの信用度が低下する可能性」であると考えています。
やはり、銀行や信用金庫における融資審査通過の将来的な可能性を少しでも上昇させるためには、評価を現状以上に下げるわけにはいきません。
この点に関して、ファクタリングの利用は賃借対照表(バランスシート)に影響を与えることがないため、銀行や信用金庫からの評価を落とすこともないのです。
銀行や信用金庫から融資が不可能でありながらも、将来的にそれらの機関から借入を受けたいという希望があれば、ファクタリングは最適な資金調達手段だといえます。