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今回は、福岡県で歯科医院を経営されているM様へ実施した診療報酬ファクタリングの事例をご紹介します。

M様が福岡県に歯科医院を開業されたのは2000年代前半のこと。それまでは、東京都内の大学病院で歯科医をされていたようですが、地域医療に貢献したいという想いと、かねてより都内での生活に窮屈さを感じており、お子様の誕生ととともに福岡県へ移住し開業されたとのことです。
M様の医院では、虫歯治療をはじめとする一般的な保険治療はもちろん、歯の矯正やインプラント、インビザラインといった自由診療も行われています。
そのため、患者様は小さなお子様からお年寄りまで幅広い年齢層の方が訪れており、経営はいたって順調だということでした。

そんなM様が診療報酬ファクタリングの利用を検討された理由は、最新機器の導入を考えられたため。
最近では、インプラント治療を希望される患者様が増加していることもあり、より精度が高く安全な治療を実施するべく、ダイナミック3Dナビゲーションシステムの導入を検討されたそうです。
3Dナビゲーションシステムとは、歯科用CT画像と組み合わせることにより、顎骨の形や質、さらには神経の位置などを正確に把握しながら、手術の精度と安全性を向上させるためのシステム。日本では2020年から導入された比較的新しい機材ですが、デジタル化が急速に進む審美歯科の現場には欠かせない存在となると予想されています。
加えて、M様は資金調達の状況次第により老朽化が進む院内の改修も進めたいと考えておられたようです。
経営面において特に大きな問題を抱えているわけでもなく、地域医療への貢献や、治療のデジタル化にも積極的な高い成長性も評価されるため、金融機関からの融資は難なく受けられる状況であったといいます。

ただM様は、融資や補助金・助成金ではなく、今回を機にこれまで利用したことのない新しい資金調達手段を活用したいと考えられ、ファクタリングに着目されました。
その一方で、ファクタリングやその提供事業者に関する芳しくない情報も数多く得ておられたようで、警戒心も強く持たれていたとのことでした。
実際にいくつかのファクタリング業者へ問い合わせをされたようですが、高額な利用手数料の提示はおろか、反社会的な組織を疑わざるをえない業者もいたようで困惑が続いたといいます。
やはり金融機関からの融資を受けるべきかと思い直そうとされていたところ、東京で催された医療セミナーに参加し旧知の歯科医師の方と再会。何気なくファクタリングについての話をしてみたところ、偶然にもその方は以前、弊社のファクタリングをご利用された経験のあるお客さまであり、紹介を受けられました。
M様はセミナー終了後、弊社まで足を運んでくださり、直接お会いしてご相談をいただくことに。地方のお客さまの直接のご来訪は極めて珍しいケースです。歯科医院様ですので、当然のことながら診療報酬ファクタリングをご希望され、私たちはその仕組みやご利用の流れについて詳しくご説明したところ、とても熱心に耳を傾けてくださりました。
M様のご希望としては、新機材の導入や院内の改修に必要な資金の一部をファクタリングで補填したいというもの。業者からの見積もりが揃い次第、再度ご相談いただくお約束を交わし、この日の面談は終了しました。
それから数週間後、再びM様からご連絡をいただき、業者からの見積もりが出揃ったとのことで、正式に弊社にもお見積もりの依頼をいただくことに。
各種書類をご提出いただいたのちに審査を実施し、以下のようなご契約内容の提示に至りました。

＜診療報酬ファクタリング＞

【売却対象売掛金】　2,700万円
【弊社買取対象額】　2,500万円
【買取代金】2,400万円（お客様お渡し代金）
【買取率】 92%
【ファクタリング手数料】　4％

M様は、それまでに問い合わせをされたどのファクタリング業者よりも低い利用手数料はもちろん、弊社スタッフの対応にも大変ご満足いただけたようでした。
診療報酬ファクタリングは、社保・国保の支払基金に対して債権譲渡の通知および承諾を受ける必要があるため、即日でのご入金は難しいものですが、M様にはそのような仕組みにもご理解いただいており、特に問題が生じることもなく契約まで至ることができました。
今回のケースでは、新設備の導入や院内の改装における費用の一部補填を目的としたご利用だったわけですが、このようにファクタリングは資金繰りの悪化にともなう改善のみならず、支払費用の一部補填にも大変有用な資金調達手段です。
そのような目的でご利用されるお客様は今回のような医療機関様だけでなく、　様々な業種の事業者様がおられます。
弊社では、数多くの取引実績がございますので、今回ご紹介したケース以外の事例の紹介も可能です。ご興味のある事業主様は是非一度、お問い合わせください。