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今回は、愛知県名古屋市でフリーカメラマンをされているAさまの2社間ファクタリングご利用事例を紹介します。
現在、フリーカメラマンとして独立から8期が経過したというAさま。もともとは、広告制作会社にてグラフィックデザイナーを務めておられたようですが、会社の経費削減にともなう外注の縮小があり、写真撮影も兼務することになったのがカメラマンを志したきっかけだったといいます。

デザイナーとしての成長が限界に達したと思い悩んでいた時期でもあったため、Aさまは写真撮影を次なる生業にすることに決め、その後はアルバイトや専門学校に通うなどして経験を積んだのちにフリーランスとして独立したそうです。

生活も困難

独立から数年間は実績不足もあり、案件数が伸びることはなく、会社員時代に蓄えた貯金を切り崩す毎日。やがて事業費どころか生活費の確保も難しい状況に陥ったことから、キャッシングローンを利用するなど、事業も生活もかなり苦しかったといいます。

実はそのころ、知人の紹介を受けるかたちで一度だけファクタリングも利用したそうです。ただ、売上もほとんどないフリーランスでしたから、たとえ紹介であってもなかなか契約にまで辿り着けず、最終的にはファクタリング会社による“しぶしぶ”の決断で売掛金を早期回収できることに。それでも手数料は20%、スタッフの対応も最初から最後まで不快なものであり、決して満足のいく契約とはいえなかったといいます。

厳しい状況が続く中でも、根気強くフリーカメラマンとしての活動をつづけていたところ、案件数は少しずつ伸びていき、知名度と実績も向上。今では大手企業とも仕事をするくらいにまで成長されたAさまの年間売上は、好調であれば1,000万円近くにまでのぼるといいます。

とはいえ、多くのフリーランスの方々が悩まれる“売上の不安定さ”には、Aさまも縛られているようで、案件が伸びない月の売上は10数万円程度まで落ち込むこともあるようです。

ファクタリングの検討

そんなAさまが再度ファクタリングを利用しようと考えられた理由は、取引先に対する不信感が募ったため。

というのも、Aさまが取引を行う数社はここ数年にわたって業績の悪化が続いており、支払いの滞りが常態化しているというのです。

Aさまとしても、案件の確保を続けるために泣く泣く我慢を続けてこられたといいますが、支払いが遅れる旨の連絡がないことも増えており、何よりもそうした敬意を感じられない対応を残念に感じていたといいます。

倒産などによって売掛金の回収不能という最悪の事態を避けるための策も用意しておかなければならないと考えるようになり、その候補がファクタリングでした。

カメラマンは、案件によってロケーション費用やモデルのギャラ、スタッフの報酬など、費用を先行して支払わなければならないケースもあり、支払いの遅れが資金ショートに直結しかねません。

そして今年のはじめ、約束の期日を迎えても支払いのない案件が2つあり、そのタイミングでファクタリングによる売掛金の回収を実行しようと決められたといいます。

Aさまの希望は、「とにかく迅速な契約と振込」でした。また過去の利用経験から、利用手数料を抑えられることや、スタッフの対応も重視してファクタリング事業者を探されたようです。

ところが、ファクタリング事業者選びは思うようにいかず難航。そもそもフリーランスは対象外とする事業者が多く、問い合わせの段階で門前払いを受けるかたちで契約の相談にすらのってもらえないことが多かったといいます。

2社間ファクタリング

私たちは、7件目の問い合わせ先だったとのこと。フリーランスの方へファクタリングを実行する際には、何よりもお取引先の信用度が重視されます。Aさまのお取引先は、その多くが大手企業であることから、信用度に関してはまったく問題がなく、ファクタリングの実行は可能であると判断できました。

<2社間ファクタリング>
【売却対象売掛金】 150万円
【弊社買取対象額】 140万円
【買取代金】125万円(お客様お渡し代金)
【買取率】 93%
【ファクタリング手数料】 11%

 

以上のような契約内容を提示したところ、Aさまもご納得されたようですぐに契約を交わし、その日のうちにお振込も完了しました。以前は苦い思いをされたスタッフの対応についても満足いただけたようです。

Aさまは今後、写真スタジオの設立という新しい目標も立てているといいます。そのためにも「これからは支払いが遅れない取引先を探したい」と冗談混じりにお話しされていた声が印象的でした。

さて、昨今はフリーランスの方々からのお問い合わせも増加しています。その多くは、今回のAさまのように「他社から門前払いを受けたが利用可能か?」というものです。たしかに法人と違い、フリーランスは信用度の問題があるため、なかなか審査に通過できないのが実情です。

しかし、私たちの方針は法人でもフリーランスでも分け隔てなく、まずはお話しをうかがうこと。そして、取引先の信用度により売掛金の回収が可能だと判断できれば、ご契約は十分に可能となります。

売掛先からの入金が遅延している、先行して支払わなければならない費用がある場合など、売掛金を早期に回収されたいフリーランスの方はぜひご相談ください。