いつも弊社のブログをご愛読いただきまして、誠にありがとうございます。
先日、知人に誘われ中小企業経営者が集まる異業種交流会に参加させて頂きました。
様々な経営者の方々から沢山のお話を聞く事ができ、とても有意義な時間を過ごす事が出来ました。
その中で何人かの経営者の方に私の職業がファクタリング業である事をお伝えしました。すると、ファクタリングという言葉に対して意外な反応が返ってきた事に少しビックリしてしまいました。
という訳で、異業種交流会でのファクタリングに関する一部の中小企業経営者様の反応を以下にまとめてみました。
目次
様々な経営者の方が集まる異業種交流会に参加
ファクタリングをご存知ない経営者の方から頂く様々な反応
『ファクタリングってどんなご商売なんですか?』
ファクタリングという資金調達方法をご存知でない経営者様。
ファクタリングの認知度はまだまだなので、これは分かります。
分かりやすく説明させて頂いたところ、直ぐご理解して頂けました。
『ファクタリングは知っているけど、胡散臭いサービスなんじゃないの?』
これも確かに、一部の悪徳ファクタリング業者がだいぶ前に逮捕されたニュースで
そう思われる方がいらっしゃっても仕方ない事です。
以前逮捕された業者はファクタリングを装った闇金業者でした。
『新手な闇金業者の事をファクタリング業者と言うんじゃないの?』
・・・・・・・・・。
あまりの誤解っぷりに私の口からは『え?』という言葉しか出ませんでした。
周りにいた経営者たちも驚いたように皆、黙ってしまいました。
人生初の『闇金』呼ばわり・・・・・頂きました(泣)
ファクタリングに対する世間のイメージを変える為に取り組むべき課題
しかし、とてもいい勉強になりました。
ファクタリング業者=闇金
と思われてしまっている方が現実にいらっしゃるのです。
それだけ、ファクタリングというもののイメージが世間から見たら悪く映ってしまっているという事。
ファクタリングは融資ではないのでジャンプという概念が存在しない
確かにファクタリングを装う形で、実際にはファクタリング手数料分だけをジャンプという名目で顧客から取る業者が実際に存在する事は、弊社にいらしたお客様からもお話は何度も伺ったことがあります。
ファクタリングは債権の売買である為、そもそも3社間での取引が基本です。
3社間売買であれば、お客様から売却して頂いた売掛債権を、お客様に代わり債権譲渡を受けたファクタリング会社が売掛先に対し直接回収するものです。
しかし、現段階では3社間でのファクタリングをしたくても、多くの売掛先が債権を譲渡する事=倒産するかもしれない危険な会社、もしくはお金にだらしのない会社というような見方をしてしまう事に加え、債権を譲渡する事にマイナスイメージを持たれていらっしゃる売掛先も数多く存在する為、売掛先から債権譲渡を認めてもらう事の出来ない中小企業経営者様を救済する目的で2社間でのファクタリングを弊社が始めた事がきっかけとなり、現在数多くのファクタリング会社が中小企業の資金繰りを担い始めたのです。
債権譲渡は国が法律で認めている行為であり、2社間ファクタリング、3社間ファクタリングどちらをとっても何ら違法性のない行為なのです。
しかし、一部の悪いファクタリング業者が買取元本は翌月に据え置き、当月のファクタリング手数料分だけをお客様から徴収する(このような行為を金融用語で『ジャンプ』と言う)といった形を変えた金融業のような事をしている為、ファクタリング業界全体のイメージが悪くなってしまっているのです。
売掛先とお客様の信頼関係を守る為ファクタリング会社がリスクを背負う
2社間ファクタリングの場合、お客様は売買した債権を、集金代行業務委託契約により売掛先から回収するのですが、何故そのようなまどろっこしい形をとらなければならないのか?という事を考えて頂ければ分かるはずです。
全ては、売掛先に債権譲渡した事を知られてしまうと今後の業務に支障をきたしてしまうお客様の信用を守る為、ファクタリング会社がリスクを取り、売買により権利が譲渡された売掛金の集金業務をお客様に委託しているという事。
可能であるならお客様に集金業務を任せず、自ら回収させて頂きたいというのが本音です。
そうすれば詐欺にあったり、買取りした売掛債権を集金代行時に使い込まれるリスクがなくなるからです。
しかし、それをせずにリスクと向き合ってでもお客様との信頼関係を構築しようと考える背景には、お客様とお客様の売掛先との信頼関係の維持こそが最重要項目としてとらえているからです。
どうか資金調達でファクタリングを利用する前にこの事を忘れないでほしいと願います。
そうすれば真面目なファクタリング業者であればきっと、お客様と良い関係が構築出来ると思いますし、お客様が困っている時はきっと手を差し伸べてくれるパートナーになってくれる筈です。
ファクタリングなのに売買手数料だけを毎月取る業者には注意が必要
売掛債権を買っているのも関わらず、売買手数料だけしか受け取らないという行為は金融に該当します。
もし変動しない固定のファクタリング手数料分だけを毎月お客様から集金しているファクタリング会社がいたとしたら、それは出資法違反であり不法原因給付にも該当する行為ですので、そのまま付き合いを継続するのは非常に危険です。
これだけ沢山のファクタリング会社が存在する中で、もしそのような業者を利用しているとしたら、それはババ抜きに例えるとジョーカーを引いてしまったようなものです。
ババを引いてしまい最後まで持っていたらゲームオーバーです。
このブログをご覧になっていらっしゃる経営者様の中で、現在他社ファクタリング会社を利用していて上記のように、毎月買取元金は据え置きにされ、ファクタリング手数料分だけを支払わされたりされていらっしゃいませんか?もしそのような経営者様がいらっしゃれば是非ご連絡を下さい。
それはファクタリングを装う闇金業者です。ファクタリングという商売を真面目にやっている以上、見過ごすわけにはいきません。
弊社では2社間ファクタリング契約後、お客様にご集金頂いた売掛債権の中からファクタリング手数料分だけを頂くという概念は一切ありません。
ご集金頂いた売掛金の中から弊社が買取をした売買代金全額をご入金して頂いております。
安心してファクタリングをご利用頂く為に
一部の悪いファクタリング業者の行いにより、【ファクタリング=悪】と思われていらっしゃる経営者の皆様に、お申込み頂いてから契約に至るまでの流れをご紹介させて頂きたいと思います。
実際に弊社でファクタリング契約に至った建設業経営者様の事例をご覧頂く事で、ファクタリングが融資や投資に代わる資金調達する上での1つの手段としても有効である事を知って頂ければ、いざという時の選択肢の幅も広がります。
利用しても与信情報に影響しないのがファクタリングの最大のメリット
例えば、銀行融資を受けようとお考えになっていらっしゃる経営者様にとっては、銀行から融資が下りる前に、繋ぎ資金として他の金融機関(ノンバンクも含む)に打診をかけるのは極めてリスクになりますが、ファクタリングであれば『融資』ではなく『売買』なので、これから融資を受けようと考えている銀行の与信調査にも影響が出ずに資金調達する事が可能となります。
ファクタリング業界も業者の数が年々増え、ファクタリングという資金調達方法も昔よりは認知されて参りましたが、困った事に悪徳なファクタリング業者も存在するのも事実です。
しかし、一部の悪い業者のせいでファクタリングという素晴らしい資金調達方法が事業資金調達の選択肢の一つから敬遠されてしまう事は、とても残念な事です。
中小企業経営者様の為に真面目に頑張っているファクタリング業者も沢山いるという事を知って頂きたく思い、実際にファクタリングを行った建設業経営者様の事例をご紹介したいと思います。
東京都 建設業経営者様の売掛債権をファクタリングで即日資金化
今年に入り、2月末に差し掛かった月末前日、A社長様より弊社のHP経由でご連絡を頂きました。
お客様の概要
東京都 建設業 A社長様
【資本金】300万円
【従業員】社員:8名 パート:2名
【先月の月商】600万円 売掛先5社
【借入】信用金庫2行 リスケ中
【税金】社会保険料・消費税の滞納有り
【買取り希望金額】180万円
【その他】リスケ中で金融関係からの融資が受けられない
ファクタリングを利用するに至ったA社長様の資金繰り体験談
私は6年程前に都内で建設業を起業して以来、国民政策金融公庫や信用金庫からの資金調達を軸に会社を運営してきました。
しかし、一昨年起きた主要取引先の倒産以降、売上げが減少した事がきっかけで信用金庫から短期で調達していたプロパー融資を断られるようになってしまいました。
その為、A社長様は顧問税理士にキャッシュフローが回らなくなってしまった旨を相談。その結果、金融機関に対してのリスケジュール(条件変更)を提案され、リスケを実行しました。
それ以来、資金が足りない時はご自身の親族などから一時的に借入れを行ったりしながら、会社を切り盛りしておりましたが1月末時点で2月末の支払い分が完全にショートする事が分かったので、親族に追加資金の融資を依頼しました。
しかし、「いつまで頼れば気が済むの?もうお金はありませんから自分で何とかして下さい」と断られてしまいました。
資金がショートしたいする事態に陥ってしまった要因は、ここ数か月メインで取引を行っていた売掛先の都合で支払いサイトを1ヵ月延ばされてしまった為です。
当てにしていた親族からの借入が断られてしまった為、支払いサイトを延ばされた売掛先に再度、「今回だけでも従来のサイトで支払えないものか」と打診をかけてみましたが、無駄でした。
「これはまずい事になったな。当てにしていた親族から断れるとは思ってもいなかった。早急に資金調達をしなければ。」
民間のノンバンクへ融資を打診
私が資金調達の方法として真っ先に思い浮かんだのが、民間金融会社(ノンバンク)からの借入でした。
私が抱く民間の金融機関のイメージは、金利が高く保証人や担保を要求されるといったものだった為、会社を起業して以来、民間のノンバンクとは付き合いをしてきませんでした。
まず最初にネットで調べたノンバンク3社へ申し込みをしました。
必要資料を揃え面談に行きましたが、申し込んだノンバンク3社とも金融機関に対しリスケしている事、税金を滞納している事を理由に保証人や担保を要求された為、やむを得ず断りました。
更に新たに申し込んだノンバンクの1社が、「100万までなら譲渡担保融資であれば融資します」と言ってくれましたが、そもそも100万では支払いが足りませんし、ノンバンクが行う債権譲渡担保というものは将来の売掛債権まで全て担保されるので慎重に行うべきという事もネットで調べ分かっていたので、翌日お断りしました。
この時点で資金調達は、なかなかうまくはいかず、月末の前日になってしまいました。
他に資金調達する方法はないか必死になりネットで調べていたら、ファクタリングという資金調達方法があることを知りました。
インターネット検索でファクタリングでの資金調達方法を知る
藁にもすがる思いで何社か問い合わせをしてみました。
5社程電話したでしょうか?そのうち一件のファクタリング業者から「今日実行してあげるから、来れます?」と少し上から口調で言われました。
必要書類を急いで揃え、その業者の事務所がある新宿まで向かいました。
新宿駅に着いたら電話して下さいと言われていたので、新宿駅西口を出たところから業者に電話しました。
すると、「今日は別のお客さんの予定が沢山入っていて事務所が満席だから、新宿駅近くの喫茶店で契約しましょう。」と言われ、指定された喫茶店へ向かいました。
ファクタリングを装う闇金業者との接触
喫茶店に入りファクタリング業者を待っていると、黒っぽいスーツを着た茶髪の営業の方が現れました。
その業者が用意していた申込用紙を書き終えると、「審査するからちょっとここで待っててね」と言われ、担当者は喫茶店から出て行ってしまいました。
一時間くらい待たされたでしょうか?担当者が戻ってきて、私にこう言いました。
「180万欲しいんだよね?それだと・・・200-70ね。そこから手数料20引いて手渡しぴったり180。あとね、ウチはファクタリングだけどここだけの話、ジャンプも出来るファクタリング会社だからね。ジャンプの場合は70だけでいいから。」
私には、その担当者の言っている事が全く理解できなかったので再度詳しく聞いてみると、
「270万円の買取りをして、手渡しが180万円。ジャンプというのは金融会社で言うところの金利だけを支払うようなイメージでファクタリング手数料を支払えるから、翌月に全額支払わずに済むからお客さんがみんな喜ぶんだ。」とその担当者は私に言いました。
私は、その担当者のいい加減な見た目と話の内容に怪しさを感じた為、すぐに断りました。
他にも申し込みをしていたファクタリング業者の中で丁寧な対応をしてくれた業者は2社ありましたが、2社とも「月末で忙しいので明日の実行は現実的に難しい」と、断られてしまいました。
私はどうしても明日お金がいる
資金繰りの為インターネットで検索をかける中、あるHPが私の目に留まりました。HPをじっくり読むと、即日での買取りも可能である事、社員の顔がきちんと出ていて安心出来るという理由から株式会社トップ・マネジメントに問い合わせしてみようと思い、電話を掛けました。
(※A社長様ご本人様から許可を頂き実名・会社名を出さない事を条件に伺った話をそのままブログへ書かせて頂きました。)
弊社へ申込み後お買取り実行までの流れ
弊社の担当者が電話で簡易的なヒアリングを行い、月末当日の朝一番で来社して頂き面談を行う事になりました。
来社して下さったA社長様はかなりお焦りになられたご様子でしたが、ゆっくり話をし落ち着いて頂いてから、お持ち頂いた書類を基に、ヒアリングを開始しました。
必要書類も全て抜かることなく揃えて頂いていた為、スムーズに話を進める事ができました。
3月末の入金は問題なく入ってくる予定なので、2月末の資金繰りだけクリア出来れば、その先は問題ないとの事でしたので、直ぐに見積書を提示させて頂きました。
お申込み当日に必要希望金額の資金調達に成功
売掛債権の買取り査定では、270万円の売掛債権のうち、220万円迄は買取り可能でしたが、A社長様は手元に180万円あれば問題ないとの事でしたので、再度お見積書を提示させて頂きました。
30万を切るぐらいの売買手数料でしたがご納得頂いた上で、すぐ契約を交わし午後一番にお客様の口座へ売買代金を送金させて頂きました。
A社長様は、正直間に合わなかったらどうしようと考えていたそうでしたが、「少し遅れていた外注費と一緒に材料費も支払う事が出来た」と、後日ご一報して下さりました。
安心出来るファクタリングまとめ
昨今、金融機関からの融資を当たり前のように受けられる企業様もいらっしゃれば、様々な理由で融資が受けられない企業様もいます。
一般の方からみれば、金融機関からの融資が受けられないのであれば、そんな事業自体辞めてしまえばいいのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、中小企業経営様からすれば、命に代えてでも守らなくてはならない社員はもちろん、その家族もおります。
そして周りの外注や取引先もいる為、自分の都合で簡単に辞めるわけにはいかないのが経営者です。
私達も色々な状況を見て参りましたが、本当に助けてあげたくても、もうどうにもならない状態の場合であれば、債務整理や自己破産を促さなければならない事もあります。
しかし、ほとんどの経営者様がまだやれるべき打開策が残っており、知識がないが為に実行に移せていないケースがほとんどなのです。
弊社にご相談にいらっしゃる多くの経営者様は、家族や社員を守る為、経営難を脱却しようと頑張っている方ばかりです。
その様な経営者様に対して可能な限りの提案をさせて頂き打開策を一緒に考える事こそが、私共の至誠であると常に考えておりますので、お一人で悩まれているのであれば軽い気持ちでご相談頂ければと思います。
本日も長文にお付き合い下さりありがとうございました。
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