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今回は、京都府で痩身エステを経営するB社様への2社間ファクタリングご利用事例を紹介します。
B社の代表を務めておられるT様は、業界歴25年を超えるベテランのセラピスト。現在では会社運営に注力をされており、毎日のように施術を行うことはないとのことでしたが、昔馴染みのお客様が来店された際や指名を受けた際には、自ら現場に立つこともあるそうです。
いくつかのサロンを転々とされたのち、およそ10年前に独立開業。当初は、個人事業主としてスタートし、年間の売上が1,000万円に到達したのを機に法人化されたといいます。
「経営に関しては、まったく自信がなかった」とおっしゃるT様でしたが、常に丁寧な接客と施術を心がけたことにより、年商は右肩上がりに伸びていきました。
一時は、近畿圏に4店舗を持つほどに会社は急成長していき、首都圏への進出も視野に入れ始めたのが5年ほど前。着々と準備を進めていき、入居するテナントビルも決定した矢先に発生したのが新型コロナの感染症拡大でした。
思いがけない事態によって、新店舗の開業は白紙に。それだけでなく、いわゆる「巣ごもり」の傾向が高まったために、利用客は激減し売上は数千万円の減少となりました。先行きの見えない情勢が続く中、T様は1号店のみを残してその他の店舗を畳む決断を下します。
こうして事業縮小を余儀なくされたT様は、独立当初の規模で再スタートをきることとなりましたが、次第に新型コロナに関する規制が緩和されていき、利用客も少しずつ戻ってきたといいます。
ところが、以前ほどの業績までに回復できないどころか、下降が続く日々。T様はその要因を、近隣に同業他社が経営するサロンのオープンが相次いだためと分析しており、“オープン特需”が終われば、自然と客足が戻ってくるだろうと楽観していました。
そんななか、在籍スタッフからひとつの情報を耳にします。それが口コミサイトに投稿された評価についてでした。
内容の多くは「施術内容や接客には問題はないが、設備やサロン内のデザインが古臭い」または「古臭いがために心からリラックスできない、特別感を味わえない」というものだったそうです。
T様はこれまで口コミサイトの評価について、接客態度や施術内容への意見やクレームに関してだけには注意を払っていたといいます。というのも、それら以外についての悪評はまったくといいほど無く、高評価の方が多かったため。オープンからおよそ10年間、当然ながら機器のメンテナンスやサロン内の清掃は徹底的にやってきたものの、やはり老朽化は否めず、それが売上減少を招いていた要因だと気付かされたわけです。
サロンの経営者として、サービス業者としての甘さを痛感させられたT様は、こうして新機器の導入と内装のリニューアルを決断し、その資金調達を進めることとなりました。
まずは付き合いのある金融機関に融資の相談へ。しかし、直近数年間は業績の悪化が続いており、それを理由に審査にさえ進むことができませんでした。そこで、顧問税理士の方に相談したところ、売上が見込める月を狙いファクタリングで資金を事前に回収し、改修資金にする方法をアドバイスされたそうです。
T様は、そこから資金調達の手段をファクタリング1本に絞り、業者を選定。いくつかのファクタリング業者へと問い合わせを続けるなかで、私たちトップ・マネジメントへも連絡されることになります。
ひととおりのご事情や財務状況、さらにご希望の買取金額をうかがったのち、正式に書類を提出いただき、面談を実施いたしました。
T様の希望は、2社間ファクタリングによる600万円の買取。基本的に、サービス業や飲食業などのBtoCとなる事業については、2社間ファクタリングとなるため、こちらは問題なし。一方、買取希望金額については、ひと月の売上の大半を占めていたこともあり、買取りを実行してしまうとキャッシュフローに支障をきたすと判断し550万円を売却対象売掛金として以下のような契約内容を提示しました。
<2社間ファクタリング>
【売却対象売掛金】 550万円
【弊社買取対象額】 530万円
【買取代金】 480万円(お客様お渡し金額)
【買取率】 96%
【ファクタリング手数料】 9%
ご希望された600万円の買取こそ実現できなかったものの、T様はこの契約内容にご納得されたようで、すぐに契約を交わす運びとなりました。
先日、お話をうかがったところ、予算内におさめた改修計画を進められることとなり、これからリニューアルに向けて工事が進められていくとのことでした。
さて、今回のB社様のような美容系サロンのお客さまからは、「自分たちのようなBtoCの業種でもファクタリングが利用できるのか?」といった問い合わせをよくいただきます。
これに関しては、クレジットカードで支払われた利用料金を売掛金として買取することが可能ですので、まったく問題なくご契約いただけます。
少しでも迷われている事業主様がおられましたら、お気軽にご相談ください。