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今回ご紹介するのは、山形県で農園を営むB社様がご利用になられた2.5社間ファクタリングの事例です。
B社様の農園では、山形県の特産品として有名なさくらんぼをはじめ、ぶどうやスイカといった農作物を育まれています。
農園を営まれる方々が慢性的に悩まされる問題といえば、やはり野生動物による荒らしをはじめとした被害。
どれだけ入念な対策を施しても、被害を完全に防ぐことはなかなか難しいといいます。
中でも厄介なのは、鳥や蜂といった羽を持つ生き物。イノシシやシカといった動物については防護フェンスの設置によって比較的、被害を抑えられるようですが、鳥は防護ネットをいとも簡単に突き破るほか、蜂のような虫もその空いた穴をくぐって侵入してきてしまうというのです。
B社様の農園では、防護フェンスや防護ネットに加えて、大きな音を立てて生き物を威嚇する爆音機の設置もされているといいます。
ただ爆音機だからといって、常に音を発し続けることはできないこともあり、効果は限定的。そのうえ、最近では数台が故障気味とのことで、不発になってしまうこともしばしば発生しているそうです。
また、最近では生き物による被害のみならず、農作物の盗難を目的に人間の侵入も顕著です。
幸いにも、B社様の農園には今のところ人間による盗難被害は出ていないとのことですが、今後に向けて対策を万全に整えておきたいという希望をお持ちになられたようです。
そこで代表のA様は思い切って生き物や人間による被害への対策用機材の刷新を検討されます。
具体的には、生き物の侵入防止フェンスやネット、さらに爆音機、そして人間の盗難対策として暗視カメラや侵入ブザー等の導入。
また、侵入防止フェンスには新たに電流装置を設置することを視野に入れられました。
しかし、業者から見積もりを受けたところ、やはり昨今の物価高騰の影響もあってか、提示された金額は予想以上の高額に。
決して捻出できない金額ではあるものの、今後の安定した経営を維持するためには大きな痛手となることは確かであり、A様は資金調達の道を探ることになります。
当然、最初の選択肢として考えられたのは金融機関からの融資。ただ、B社様は以前に銀行融資にてリスケの経験があり、それを機に融資に頼る経営は極力避けたいという思いをお持ちでした。
したがってノンバンクのビジネスローンなどについても利用に対しては消極的であり、頭を悩まされていたといいますが、そんななかで知ったのがファクタリングだったといいます。
ファクタリングで調達できる資金はあくまでも売掛金をもとにしたもの。つまり、自社の売上を早期に回収して活用できるというメリットに魅力を感じられたA様はさっそくファクタリングの利用を視野に入れ、業者の選定をされます。
いくつかの業者に問い合わせをされたA様でしたが、ここでファクタリングにおける大きな壁にぶつかることになります。
それが利用手数料でした。
A様は取引先との関係性に影響を及ぼしたくないという考えから2社間ファクタリングを希望されていましたが、問い合わせたファクタリング業者の多くが15%超えの手数料を提示。なかには20%を超える明らかに法外な手数料を提示する業者もあったようで、A様はすっかりと意気消沈されてしまったといいます。
私たちが問い合わせを受けたのは、すでに10社ほどのファクタリング業者へ問い合わせをした後とのことでした。
2社間ファクタリングは、その仕組み上、どうしても利用手数料が割高になってしまうことをお伝えした上で、弊社には2.5者間ファクタリングの提供も行ってることをご案内しました。
契約から即日の入金が可能な2社間ファクタリングに比べると、入金までに期間は要してしまうものの、取引先への通知は不要かつ3社間ファクタリングと同水準の利用手数料でファクタリングを実行できる商品であること。
2.5社間ファクタリングのメリットだけでなく、デメリットも包み隠すことなくお伝えしたところ、A様は「ぜひお願いしたい」と強いご興味を抱かれたようで、さっそく書類の送付を依頼し、オンライン面談と審査を実施しました。
その結果、以下のような契約内容の提示に至りました。
<2.5社間ファクタリング>
【売却対象売掛金】 560万円
【弊社買取対象額】 530万円
【買取代金】500万円(お客様お渡し代金)
【買取率】 94%
【ファクタリング手数料】 6%
2.5社間ファクタリングは、専用口座の開設が必須となりますので、入金までには1週間以上の期間を要しましたが、A様は問い合わせを行ったすべての他社よりも低い利用手数料に大変満足されていたご様子でした。
こうして導入を検討していたすべての機材の購入を進めることができたB社様。これからも、日本の恵みともいえる美味しい農作物を安心安全に育まれていかれることを願うばかりです。