本日も弊社ブログをご覧下さり誠に有難うございます。
弊社ではファクタリングを通じて事業資金を提供している関係上、全国の経営者様から日々沢山のお電話での相談、メールでのお問合せを頂戴致します。
初めてファクタリングを利用される経営者様としては「自分の売掛金は買取りしてもらえるのかな?」と、不安を抱きながらお問合せをされている事かと思います。
その為、弊社ではお買取りする事が難しい売掛債権をお持ちの場合でも、「ファクタリング出来ませんでした。他を当たってください。」ではなく、資金調達コンサルタントという立場から経営様一人一人に最適なファクタリング以外の資金調達のご提案もさせて頂いております。
では、どのようにしてファクタリング以外の資金調達を提案してくれるの?という話になってくるのですが、まず弊社では資金繰りの相談をお受けした場合、対面でお会いしてからのご契約になります。最短即日であっても、場所が遠くても、ご面談を行います。
2回目以降リピートのご利用をお考えの経営者様にはお互いの手間を省く為、弊社も郵送契約という形も取らせて頂いております。
しかし、初回取引においては直接経営者様とお会いし、ヒアリングさせて頂く事で最適なアドバイスやご提案が可能となり、対面する事で真剣に経営者様の悩みと向き合う事こそ、本気で資金調達を考えておられる経営者様に対しての私共の「至誠」であると考えているからです。
ヒアリングを行う中でお客様の現状を正確に把握した上で、お客様に最適な資金調達方法あれば「○○社長様の場合、ファクタリングも可能ですが、このような方法で資金調達をする事も出来ます。ファクタリングよりもこちらの方法で資金調達した方が、コスト面でも抑えられると思います。
こちらの資金調達方法での概算費用とファクタリングでの費用負担と両方お見積りを発行致しますので、利用したい方をご選択下さい。」といったご提案も致します。
ファクタリングという小さな枠だけではなく、ヒアリングの中から思いつく限りの幅広い資金調達方法をご提案し、その中から最適なものをお客様に選んで頂く。
それが長期的なお付き合いになりがちな資金調達支援において、経営者様との良好な関係を築く為に必要な事であると考えているからです。
お忙しい経営者様の中には、「ファクタリングでいいから面談せずに郵送契約してくれないかな?」とお考えの経営者様もいらっしゃるかもしれません。
しかし、上記のように本来ご提案出来るかもしれないお客様にとっての有益に働くかもしれない情報も、お会いする機会が無ければお伝えする事もできません。
ファクタリングの利用を検討する80%以上の方は過去の統計から見ても銀行からの資金調達が難しい経営者様ばかりです。
銀行が難しいとの理由から、調達コストの高いファクタリングで資金調達をお考えになる経営者様は多いですが、ファクタリングの利用は単発では済まない事も多い為、業者選びに失敗してしまうと苦労してこしらえた売掛金の利益がファクタリング手数料で相殺されてしまい、毎月売掛金を売却しなければキャッシュフローが回らなくなってしまうという負のループから抜け出せなくなってしまいます。
それにより、更に資金繰りが大変になってしまうケースもございます。
実際にお会いして話を伺うと、融資以外の資金調達方法をあまりご存知ない経営者様も多く、様々なご提案が出来た事により、ファクタリング費用負担を抑えて資金調達が出来たケースが沢山ございます。
ご多忙な経営者様に時間を割いて頂いてまで面談させて頂くのは以上の事を踏まえた理由があるからです。
目次
ファクタリングを行う際に面談をする必要性とは?
対面契約ファクタリングと郵送契約ファクタリング・クラウドファクタリングの違いとは?
経営者様がファクタリングで資金調達をお考えの場合、ファクタリング会社をインターネットで検索し、問い合わせするところから始まります。
お手持ちの売掛債権の内容、通帳上での取引履歴などをファクタリング会社に伝えた後、売掛債権が売却可能か否かの審査が行われます。
買取可能な売掛債権であれば、3社間ファクタリングで契約するのか?2社間ファクタリングで契約するのか?ご希望を伺った上で次のステップに進みます。
3社間ファクタリングを選択した場合はそのまま契約へ進みますが、
2社間ファクタリングを選択した場合、売掛債権を売却する経営者様の与信調査が行われます。
この与信調査が必要な理由は、2社間ファクタリングの性質にあります。
図2を見て頂いても分かるように、売掛先に売掛金を売却した旨を伝えずに、ファクタリング会社へ売却した売掛金を経営者様がご自身で従来通り売掛先から回収して頂き、その回収した売掛金をファクタリング会社へ送金するスキームが2社間ファクタリングです。
本来、ファクタリング会社は買取った売掛金を自社で直接売掛先から回収出来るのですが、それをせず経営者様に売買を行った売掛金の回収業務を委託する事により、経営者様は売掛先との信頼関係を壊す事なく円滑な取引を継続できるというメリットが生まれる反面、ファクタリング会社側は直接自社で回収する事を留保する為、様々なリスクを抱える事になります。
様々なリスクとは、債権を売却した経営者様の会社の現状や代表者様の現状から発生するケースがほとんどです。
例えば、税金を滞納している事から生じる税務署などからの売掛債権差押えのリスクであったり、買い取った売掛金の回収代行を任せた経営者様による使い込みや横領などです。
これらのリスクを極力減らす為に、ファクタリングした売掛債権の集金代行業務委託を売掛債権売却依頼人である経営者様に任せても問題ないのかどうか?という意味で与信調査が行われるのです。
その際、債権売却依頼人である経営者様の与信調査を兼ねて面談を行った上で契約するパターンと、債権売却依頼人である経営者様の与信調査を行わず(面談を行わず)契約書類などをファクタリング会社から郵送してもらい契約するパターン、債権売却依頼人である経営者様の与信調査を行わず電子署名で契約を全て完結するクラウドファクタリング(これも対面せずに契約)の3通りに分かれるのですが、それぞれにメリット、デメリットがございますので次の章で詳しく解説していきます。
対面契約ファクタリングと郵送契約ファクタリング・クラウドファクタリングのメリット&デメリット
郵送契約ファクタリング・クラウドファクタリングのメリット
初回から郵送契約を行っているファクタリング会社、クラウドファクタリングと呼ばれネットで全て完結する契約を行うファクタリング会社を利用するメリットは
- ファクタリング会社と会わずに契約出来るから、手間がかからず便利
- ファクタリング会社と会わない分、実行までのスピードが幾分か早い
などでしょう。上記1、2に関してはファクタリング会社と会わずに資金調達出来るという事で、「日中現場などに入りっぱなしで会う為の時間の確保が難しい」という現場関係のお仕事を抱える経営者様や、とにかく時間がなく早急にファクタリングしたいという経営者様、人と会う事が煩わしいと感じてしまう経営者様にとっては非常に重宝するサービスだと思います。
あくまで私個人的な意見ですが、初回取引から郵送ファクタリング契約をする場合やクラウドファクタリングの利用が最適だと思われる中小零細企業様は
-
- 税金や社会保険料の滞納が一切ない
- 黒字経営だがキャッシュフローが円滑に回らない時がある
- 債務超過ではない
- 与信内容が良い売掛先とお取引している
ご自身の会社が上記に当てはまっていれば、2社間ファクタリングで申し込んだとしても、厳しい審査を通過し資金調達獲得をスムーズに行える事でしょう。
郵送契約ファクタリング・クラウドファクタリングのデメリット
初回から郵送契約を行っているファクタリング会社、クラウドファクタリングと呼ばれネットで全て完結する契約を行うファクタリング会社を利用する場合のデメリットも見てみましょう。
- 全て書類だけで審査されてしまうので2社間ファクタリングで申込みをした場合、対面式に比べ断られる可能性が高い
- 会わずに契約を行う為に2社間ファクタリングの場合、買取の査定が低くなる
- 会わずに契約を行う為に2社間ファクタリングの場合、売買手数料が高くなる
- 会わずに契約を行う為、とてもドライな付き合いになりがち(イレギュラーが起きた際、事務的な対応になる為とても危険)
- 会わずに契約を行う為、ある日突然一方的に取引をしてもらえなくなる(はしごを外される)
- 会わずに契約を行う為、ファクタリング以外の資金調達の提案は望めない
最初に申し込む前段階のメリットとしては手間が掛からず早くて便利といった印象ですが、申込み後やはり様々なデメリットもあるようです。
3社間ファクタリングであれば売掛先の与信内容だけが審査対象となるので郵送契約が出来るのであれば手間もかからず良いと思います。
しかし、初回から2社間ファクタリングで郵送契約を行っているファクタリング会社や2社間での契約しか無いようなクラウドファクタリングを利用する場合は、上記1~6のようなリスクを念頭において取引しなければなりません。
大切な売掛債権を売却する相手だからこそ直接会い信用しても良い会社なのかを確かめる
売掛金とは企業にとっての大事な生命線です。その大切な生命線でもある売掛金を買取り早期資金化するのがファクタリングです。
ファクタリングでも上記のように直接会わずに、郵送やネット上だけで契約出来るサービスを行うファクタリング会社も出てきました。
確かに急いで資金調達したい経営者様にとっては、初回から郵送契約出来るファクタリング会社やネットだけで完結するクラウドファクタリングを利用するのは一見すると便利に思われるかと思います。
しかし、一度も顔も合わせた事のない相手にご自身の生命線ともいえる大切な売掛債権を売却する事が、後々のリスクに本当にならないのでしょうか?
通常、ファクタリング契約とは売掛債権を譲渡する関係上、売掛債権譲渡通知書を取られるか債権譲渡登記を入れる為に登記申請書に捺印するかのどちらかを選択しなければなりません。
会わずに書類の郵送契約をするファクタリング会社から、「通知の留保をするから売掛先に知られずに契約出来ます」と言われ、2社間ファクタリングで契約した直後、の売掛先に債権譲渡の通知が届いてしまい、そのまま取引停止になってしまったというご相談を受けた事も実際にございます。
ですので、契約する前に大切な売掛金を売却する相手の会社や担当者を知る意味でも、対面は必要です。
相手の会社の所在地にちゃんと実在していて営業している会社なのか確認する意味でも、対面する事が煩わしい事かもしれませんが、ご自身の会社を守る意味でも必須事項だと思ってください。
突然取引を中断してくる(はしごを外す)ファクタリング会社の特徴
中には、登記上だけのレンタルオフィスに所在地を構えていたり、本当にこんな場所で営業しているの?と思ってしまうような雑居ビルで営業しているファクタリング会社もございます。
資金に余裕が無ければファクタリングは出来ません。
2社間ファクタリングにおいては、とくにファクタリング会社側が大きなリスクを背負い契約する事になります。
現在数多くのファクタリング会社が存在しますが、その全てが潤沢な資金を用意した上でファクタリング会社を開業しているとは限りません。
実際に売買した売掛債権が回収できず廃業に追い込まれたといった話も最近よく耳にします。
規模の小さなファクタリング業者ほど売上げを作る為に必死で集客し、2社間ファクタリングでハイリターンを狙っています。
ハイリターンを狙うという事は当然リスクについても熟知しておりますので、そういった業者は2,3回の取引を行い、高いファクタリング手数料を取ったら、突然「買取れなくなった」とはしごを外し、回収した資金を次の新規客の買取りに回していくのです。
ですから、小規模のファクタリング会社や、HPなどに代表者の氏名も掲載されていないファクタリング会社、資本金の少ない会社または資本金の記載が無い会社などを信用し、継続的に資金調達支援してもらえると考える事は非常に危険です。
取引する相手の会社をしっかりと見定める為に会って話を聞く事が失敗しない為のコツ
資金が少ないファクタリング会社であればあるほど、融資で言うところの『貸しはがし』に近い事をされる可能性が出てきます。
ファクタリングでの『貸しはがし』とは、次の売掛債権の買取条件を極めて安く見積もったりする事で経営者様を安心させ、集金代行委託により経営者様が集金した売掛金を送金した後、折り返し次の売掛債権を買取ると約束した事を反故にするといった手口で、ファクタリング業界ではそういった行為の事を「はしごを外す」等と呼びます。
これをやられてしまったら、その経営者様の資金調達の歯車は一気に崩壊します。
そうならない為にも、資金繰りを支援してもらう会社へ出向き、自分の目で安心できる会社かどうか判断し、担当者との信頼関係を構築していく事がとても重要なのです。
「実態の分からないファクタリング会社を万が一利用してしまったとしても、自分の会社には顧問弁護士もいるし大丈夫!」と考えるのは極めて楽観的な考えと言えます。
実態がきちんとあり、身分が明らかで交渉できる相手ならまだしも、それすらも不明な相手であればいくら債務整理などに強い弁護士に依頼したとしても、業者との連絡が途絶えてしまったり、業者が応じてくれなければ、後の祭りになってしまい結局売掛先との信頼関係は崩壊してしまうでしょう。
しっかりとしたファクタリング会社に見えたとしても初回は、顔を合わせてお互いに信頼関係を構築出来る相手であるのか知る事が、安全にファクタリングを利用するコツでもあります。
次に対面契約ファクタリングについてのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
対面契約ファクタリングのメリット
数多くあるファクタリング会社では対面契約ファクタリングを行っている会社がほとんどです。何故、対面契約方式を採用する会社が多いのか理由を知る為にメリットから見ていきましょう。
- 対面する事によりその会社や担当者との信頼関係を築き易い
- 対面して人柄を理解してもらえる事により、万が一イレギュラーが起きた場合、話を聞いてもらえる確率が高くなる
- 2社間ファクタリング時の審査において書類上の審査だけではなく人柄も考慮されるケースも多く、審査通過率が確実に上がる
- ファクタリング会社にもよるが、ファクタリング以外のアドバイス等的確にしてもらえる(税務関係や節税対策など)
- ファクタリング会社にもよるが、ファクタリング以外の資金調達でも協力してもらえる(融資、助成金、リースバック、出資など)
- 信頼関係さえ築ければ、ファクタリング取引において一方的にはしごを外されるリスクが少なくなる
- 申し込んだファクタリング会社の雰囲気や担当者の人柄や考え方が分かる為、業者選びに失敗する事が少なくなる
上記にあげたメリットが対面契約ファクタリングの良い部分でしょう。もちろん対面契約をしている全てのファクタリング会社が上に書いたメリットにあるサービスを実行しているか分かりませんが、少なくとも弊社へ面談に来られた経営者様に対しては上記のようなメリットを感じてもらえるような接客を全社員に徹底しております。
対面契約ファクタリングのデメリット
対面契約でデメリットを挙げるとすると、
- 対面する為の時間を作らなければならない
- 万が一断られた際に時間の無駄になる
という2つのデメリットがあるかもしれません。
しかし、対面でお会いするからこそ出来るご提案だったり、改善点に気付けばアドバイスを差し上げたり出来るのも対面式契約の最大の利点であると考えております。
ファクタリングで審査通過率を上げる方法【まとめ】
昔に比べると様々な分野においてネット化が進んだ事により、とても便利な世の中になりました。
しかし、全てのサービスにおいて利便性を追求していく事だけが正解とは決して言いきれません。
特に事業資金調達という分野においては、ドライな付き合いでは解決できない問題が生じる事もしばしばあります。たまたま、売掛先の都合で買取りしてもらった売掛金の入金がズレてしまう場合など、会社を経営していれば予期せぬイレギュラーが発生する事もあると思います。そんな時、「人と人が顔を合わせ付き合い、信頼関係を構築しておく」という事の大切さがきっとお分かりになるはずです。
面談をする事でこちらはその経営者様の人柄も知る事が出来ますし、逆に言うと経営者様はこちらの人柄や考え方も理解して頂けると思います。
審査通過率を上げるにはファクタリング会社と対面し自分の人柄を理解してもらう
ファクタリング会社で実際に現場で働くのは、生身の人間です。
資金調達を申し込まれる経営者様と同じように、家族や恋人や友人がいる人間です。
人間だからこそ感情があり、難しい案件でも、支援したいと思える人柄の経営者様であれば、審査が通過するよう全力で稟議をあげるものです。
特に中小企業様の売掛債権の50%以上は中小企業が売掛先です。
まともに査定を出したら買取対象外になってしまうケースがほとんどです。
しかし、対面で分かる経営者様のお人柄であったり、通帳上での取引履歴年数なども加味した上で2社間ファクタリングを行うので、対面せず審査するよりも、対面した上で審査した方がファクタリング審査通過率は確実に上がると思います。
他社様はどのようにされているか分かりませんが、弊社では少なくともそのように考え、全社員がお会いした経営者様の加点ポイントを少しでも多く探すよう心がけております。
最近では、金融業界においてもファクタリング業界においてもAI(人工知能)が人間に代わり審査を行う時代へと突入してまいりました。
資金を供給する側は手間やコストが省ける為、大変便利かもしれません。けれども、そこには感情や人間味といったものは一切介在せず、マニュアル通りの対応しかしてもらえません。
果たして資金調達を希望する経営者様にとって、人間とコンピューターのどちらのやり方が正しいのでしょうか?
今日はブログを書いていて、ふとそんな疑問を感じてしまいました。
私は、人間らしく温かみのある会社であり続けたいと思います。
皆様はいかがでしょうか?
本日も長文になりましたが、最後までお付き合い下さり誠に有難うございました。
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