拝啓 梅花の候、貴社におかれましては、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素は一方ならぬご愛顧を賜り、衷心より御礼申し上げます。
さて、中国武漢市より発生致しました新型コロナウィルスの影響により現地中国はもちろんの事、我が国日本においても先行き不透明な状況が続いております。
そんな中、本日愛知県蒲郡市にある西浦温泉の観光旅館「冨士見荘」が破産を申請したというニュースが流れて参りました。
飲食業界、旅行業界、小売業界、宿泊関連業界などにおいてインバウンド需要に頼ってきた中小企業も少なくはなく、今回の『コロナショック』の影響を受ける企業が増え続け倒産件数増加に拍車がかかるのでは？という懸念の声も上がっております。
そんな新型コロナウィルスの影響を受けている中小零細企業へ対して、国からの緊急融資や助成金制度などが発表されておりますので、本ニュース記事にてご紹介させて頂きます。
新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた雇用調整助成金の特例(厚生労働省)
コロナウイルスの影響により事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、労働者に対して一時的に休業、教育訓練又は出向を行った場合、休業手当、賃金等の一部を助成します。
(1)助成率
大企業：1/2 中小企業：2/3
(2)助成上限額
1人1日当たり8335円
(3)教育訓練を実施したときの加算額
1人1日当たり1200円
(4)支給限度日数
1年間で100日(3年間で150日)
(5)対象となる事業主
・日本⇔中国間の人の往来の急減により影響を受ける事業主
・中国(人)関係の売上高や客数、件数が全売上高等の10%以上である事業主
新型コロナウイルスに関する中小企業・小規模事業者支援として相談窓口を開設（経済産業省）
経済産業省は、今般の新型コロナウイルスの流行により、影響を受けるまたは、その恐れがある中小企業・小規模事業者を対象として下記の相談窓口を設置します。
日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、信用保証協会、商工会議所、商工会連合会、中小企業団体中央会及びよろず支援拠点、並びに全国商店街振興組合連合会、中小企業基盤整備機構及び各地方経済産業局等に「新型コロナウイルスに関する経営相談窓口」を設置し、中小企業・小規模事業者からの経営上の相談を受け付けます。
セーフティネット保証制度(5号:業況の悪化している業種)（中小企業庁）
(全国的に)業況の悪化している業種に属する中小企業者を支援するための措置です。
(1)対象中小企業者
以下のいずれかの要件を満たすことについて、市区町村長の認定を受けた中小企業者が対象です。
(イ)指定業種に属する事業を行っており、最近3か月間の売上高等が前年同期比5％以上減少の中小企業者
(ロ)指定業種に属する事業を行っており、製品等原価のうち20％を占める原油等の仕入価格が20％以上、上昇しているにもかかわらず、製品等価格に転嫁できていない中小企業者
(2)保証限度額
2億8,000万円以内
(3)保証期間
10年以内
(4)返済方法
分割返済
(5)信用保証料率
0.85％
※特別小口の場合は1.0％【参照元：助成金情報検索サービス「助成金なう」のブログ】
新型コロナウィルスの影響を受け、資金繰りを検討中の企業様は是非参考にしてみて下さい。
また、緊急支援融資や助成金での対応が間に合わない経営者様、難しい経営者様に対し、
弊社でも微力ながらファクタリングによる資金繰り支援を強化すると同時に特別買取手数料（新型コロナウィルスによる影響を受けていると弊社が判断した対象企業に対し、通常ファクタリング見積額から最大５％のファクタリング手数料を優遇）にて支援して参りますので、是非お問い合わせ下さい。
