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今回は、山梨県で建設業を営むT社様のファクタリング利用事例をご紹介します。
T社様は、以前に弊社のファクタリングをご利用いただいたお客様からご紹介をいただき、今回のご縁へとつながりました。
山梨県の甲府市で、およそ15年にわたって建設業を展開しておられるT社様。
建設工事や修繕工事、解体工事などを中心に行っており、スピード感と抜かりのない作業が地元でも評判の業者様ということでした。
T社の代表であるH様と最初にコンタクトを取ったのは、先月の半ば頃。
まずは、お電話にてこちらからご連絡を差しあげたのですが、H様は非常に陽気な性格をされているようで、本当にファクタリングによる資金調達が必要なのかと感じてしまうほど、明るく対応してくださいました。
時折、冗談を交えながら現在の状況や問題について説明をしていただいたのですが、T社様も他の建設会社様と同様の問題を抱えられておられるようでした。
浮き沈みはありながらも、開業から一昨年まではなんとか事業を継続されてきたとのことでしたが、やはり新型コロナの影響は大きく、昨年の春以降は受注件数が極端に減少し、売り上げも急降下したといいます。
また事業継続を図るために、止むを得ず従業員の出勤日数や給与の削減に踏み切ったそうです。
この決断によって退職した従業員も多く、コロナ以前は10数名在籍した従業員も、現在はH様を含めて4名になってしまったといいます。
受注件数が無い月は今のところなく、売り上げもゼロになることもないということですが、売り上げの減少によって材料費の調達に苦心する月もあるほか、たとえ工事のオファーがあっても従業員数の減少もあり、コロナ以前のようなペースで受注することができず、売り上げの安定化はほど遠いとのことでした。
そんな状況が続いた末に訪れた先月。
これまでは毎月の売上金の使用や内部留保の切り崩し、さらには各種支援制度の活用などによって事業を継続してきましたが、とうとう資金繰りの限界がみえてきたといい、さらに2月には比較的大掛かりな工事の開始が控えているために、早急に材料の仕入れが必要だということでした。
融資の返済や各税金類の支払いも厳しい状況にあるそうですが、取り急ぎ2月の工事で扱う材料の調達費の確保だけは何としても行いたいという希望から、今回、ファクタリングの利用を決断したといいます。
H様から現在の状況や問題を一通りうかがった後、弊社は精算リスクを考慮に入れ、利用手数料が比較的軽減される3社間ファクタリングをご提案しました。
H様は、なるべく早急の資金調達を希望されていたため、取引先への債権譲渡通知が不要となる2社間ファクタリングを希望されましたが、やはり売り上げの低迷に加え、融資の返済や税金の支払いも厳しいT社様の現状において、利用手数料の支払いは大きなリスクになりかねませんので、それでも2社間ファクタリングをご希望されるようであれば今回はお断りさせていただくつもりでした。
ただし、売掛金を最大限に買取させていただくことと、ご契約を交わした当日に必ずご入金することをお約束したところ、H様は弊社のご提案に納得いただいたようでしたので、お送りいただいた書類を基に下記のようなご契約内容を提示いたしました。
《3社間ファクタリング》
【売却対象売掛金】 80万円 【弊社買取対象額】 73万円 【買取代金】 68万円(お客様お渡し金額) 【売掛金買取率】 91% 【ファクタリング手数料】 7% |
債権譲渡通知が必要な売掛先は4社ありました。
その内、3社からはスムーズに承諾をいただけたのですが、残りの1社の経営者様は債権譲渡にあまり良い印象を持っておられなかったようで、一度は同意を得られませんでした。
そこで、弊社からも該当の売掛先様へ対してT社様がおかれている現状とファクタリングの有効性をご説明させていただきました。
最後まで難色を示しておられたものの、懸命なフォローの甲斐もあってか、最終的には同意をいただくことができ、また、債権譲渡後にもT社様とのお取引を継続いただけるお約束をいただくことができました。
H様も無事にファクタリングによる資金調達が行えることに安心されたと同時に、弊社の対応にも高い評価をいただきました。
その後、契約を交わし、その日のうちにご入金。H様と初めてコンタクトを取った日から4日後の契約締結となりました。
今月に入り、H様に現状をおうかがいしたところ、材料の仕入れは完了し、工事の着手も間もなく始まるとのことでした。
また、3月以降にも大きな工事の受注が入ったそうで、H様もやる気に満ちておられました。
以前にも増して明るく対応していただいたH様の声を聞くと、こちらまで気分が高揚してきます。
どんな困難に陥ろうと、明るく陽気に振る舞うH様の姿勢には頭が下がるばかりです。
建設業界、特に地方の業者様は厳しい状況が続くことが予想されますが、弊社はファクタリングを通じて引き続き建設業者様の資金繰りをサポートして参る所存ですので、お気軽にご相談ください。
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