みなさまこんにちは。
トップ・マネジメントです。
突然ですが、みなさまはSNSを活用されていますか？
XやInstagramといった各種SNSは、今や私たちの日常生活やビジネスにおいて欠かせないツールのひとつとなっており、あらゆる情報をSNSから得ている、もしくは発信しているという個人や企業が多数存在します。
一方で、一通りのアカウントは作成しており、それぞれを毎日チェックしてはいるものの、発信はしていないという方も少なくないことでしょう。
特に個人事業主でありながら、SNSは苦手という理由だけで発信していないという方がいれば、その使い方は“もったいない”の一言です。
どのような業種であれ、SNSの適切な活用はビジネスの成長を促進したうえで、より強固な顧客基盤を築くために役立つ重要なツールのひとつだといえます。
そこで今回は、個人事業主がSNSを積極的に活用するべき理由を4つ挙げ、それぞれについて解説していきたいと思います。

1.低コストでのマーケティングや広告出稿が可能

無料、または低料金で利用可能なSNSは、大手企業に比べると予算の限られる個人事業主にとって、非常に低コストでマーケティングを実行可能なツールだといえます。
自身が手掛けるビジネス、商品やサービスを無料で手軽に紹介できるのはもちろんのこと、有料広告を利用する場合であっても、テレビや新聞、雑誌といった従来の広告手段に比べて非常に安価なうえに、ターゲティングを細かく設定できるため、高い費用対効果の実現にもつなげることができます。
特にSNS広告に関しては、性別、年齢、興味関心、地域など細かいターゲット設定が可能であるため、大きな予算をかけられない中でも、自分のビジネスに合った顧客層に直接リーチでき、より効果的なマーケティングが行えます。
また、SNSの活用には特別なデザインスキルや専門知識があまり必要ないことから、自分で簡単にコンテンツを作成し発信することができます。動画や写真といったビジュアルコンテンツは多くのユーザーの関心を引くことができ、独自性を出しやすいのも魅力です。これにより、コストを抑えながらも効果的なアプローチを仕掛けることができるのです。

2.顧客との直接的なコミュニケーションにより信頼度や満足度が向上

顧客との直接的なコミュニケーションを取ることができる点も、個人事業主がSNSを活用するべき大きな理由のひとつです。
SNSでのやりとりを通じて、顧客は商品やサービスについて質問したり、感想をはじめとしたフィードバックを残したりできることから、個人事業主はそれに対してリアルタイムに対応することができます。こうした直接的なやり取りは、顧客との信頼関係を深めるだけでなく、顧客満足度の向上にもつながります。
たとえば、XやInstagramのコメント、ダイレクトメッセージ（DM）の活用によって、個人事業主がユーザーからの質問にすぐに答えたり、問題に対応することで、顧客は自分が大切にされていると感じるものです。
こうした迅速で丁寧な対応は、顧客にポジティブな印象を与えるだけでなく、リピーターや口コミの広がりを生むきっかけとなります。
大手企業とは異なり、親しみやすさや個別対応が強みとなる個人事業主にとっては、より親密度の高いコミュニケーションがビジネスの成長には欠かせないものです。

3.個人事業主に必須なセルフブランディングが簡単に実施可能

個人事業主がビジネスで成功するためには、自身の認知度を高めるセルフブランディングも欠かせません。
こうしたセルフブランディングの面においても、SNSは非常に有用です。
たとえばカメラマンであれば、自身の作品をInstagramのような視覚的コンテンツに優れるSNSに投稿するだけでブランドの認知やイメージの強化につなげることが可能になります。
また発信をコンスタントに継続させることによって、閲覧者は認知するだけでなくブランドに対する親しみを感じやすくなるものです。
一貫したブランディングやメッセージを発信することで、閲覧者に強い印象を与えることができ、ブランドの個性や価値観もより浸透していきます。

4. 「マイクロインフルエンサー」とのコラボによるマーケティング

最近では、SNS上で活躍するインフルエンサーとの協力・連携・共同作業も、個人事業主にとって効果的なマーケティング手法の主流となっています。
インフルエンサーは、性別や年齢層などの属性ごとのように特定のフォロワー層に強い影響力を持っており、インフルエンサー個人の推薦によって商品やサービスが注目されることがよくあります。特に、ニッチな市場に特化しているインフルエンサーとのコラボレーションは、効率的にターゲット層にリーチするための有力な手段です。
そのため、個人事業主がインフルエンサーを活用したマーケティングを実施するには、大多数のフォロワー数を抱えるようないわゆる“大手”インフルエンサーではなく、小規模でフォロワーとの親密度が高い「マイクロインフルエンサー」を選ぶのがベストな選択肢だといえます。
特定のニッチなフォロワーに対して強い信頼関係と高い影響力を持つ「マイクロインフルエンサー」からの協力を得られれば、コストを抑えてよりピンポイントなプロモーションが可能になるはずです。

まとめ

SNSは、今やビジネスと密接したツールのひとつです。
法人や個人事業主を問わず、ビジネスの世界で当たり前のように活用されており、安定や成長の面において大きな効果を発揮することも実証されています。
そうはいっても、活用を開始したからといってすぐに売上や認知度が急激に伸びるようなことはあまり考えられません。
今回紹介した「活用するべき理由」を踏まえたうえで、まずはさまざまな試行錯誤を重ねながら効果を確かめていき、より高い効果を発揮できるような活用術を身につけていきましょう。