皆さまこんにちは。
トップ・マネジメントです。
5月の大型連休はいかがでしたか?
今年は9連休という方もおられたほか、新型コロナに関する規制が大幅に解除されたこともあり、旅行やレジャーを思う存分楽しまれたという方が多いのではないでしょうか。
もちろん、日々の疲れを取るために、ただただ自宅でのんびりと過ごされた方もいらっしゃることでしょう。
連休明けから猛烈に暑い日が続いたり、突然の土砂降りに見舞われたりと、不安定な天候が続く地域もあるようですが、これから本格的に暑い季節がやってきます。
体調を崩すことなく暑い季節を迎えて過ごし、次の夏季休暇も思いっきり楽しみたいところです。
さて、今月のスタッフブログのテーマは「ファクタリングがもたらす最悪の結末を回避するために」です。
何やら不穏なテーマですが、ファクタリングの利用を検討するうえで理解しておきたい大切な内容です。
ぜひ最後までお読みください。
目次
ファクタリングは「最悪の結末」をもたらす要因になる?
今回のブログは、ファクタリング事業者として、ファクタリングの利用を検討されるすべての事業主様にどうしてもお伝えしておきたいメッセージです。
テーマにもある「最悪の結末」とは、もちろん倒産のこと。
弊社の元には日々、様々な事業を展開しておられる企業様や個人事業主様からお問い合わせやお申し込みのご連絡が届きます。
その際は、「どのような目的でファクタリングをご利用されたいのか」また「ファクタリングで得られた資金を元に、どのような計画やビジョンの実現をめざしておられるのか」など、単にファクタリングの契約内容や利用の可否の提示に止まらず、お客様に寄り添ったご質問をしています。
しっかりと目的や計画、ビジョンが具体的に構築されているお客様が多い一方で、残念ながら曖昧な返答をされるお客様や「とにかく資金を確保しておきたいから」といった具体性のみられない理由を答えられるお客様が一定数おられるのが事実です。
また、リピート契約をご希望されるお客様も多数いらっしゃいます。
ここでも、「前回のファクタリングで確保された資金を計画通りに活用できたか」「その後の経営状況はいかがか」といったことを伺うようにしています。
ところが、やはりこちらが納得できる強い説得力が伝わる返答が得られないこともしばしばあります。
ファクタリングは売掛金の売買による資金調達手段という性質上、融資に比べても利用しやすい金融サービスです。赤字決算や税金滞納といった融資審査で障壁となるような事情も考慮されることは原則としてありません。
ただ、利用しやすい金融サービスであるからこそ、利用を検討される事業主様には、その目的や資金確保後の計画、ビジョンを明確に構築していただきたいのです。
リピート利用をされるお客様には、なぜ再度の利用が必要になってしまったのか、その理由は外的要因なのか内的要因なのか。ファクタリング利用後の経営や事業の分析を細かく行っていただきたいのです。
それらが確立されないまま闇雲にファクタリングを利用しても、資金繰りの改善は困難です。そして結果として「最悪の結末」、つまり倒産に至る可能性が生じることになってしまいかねません。
もちろん、これはファクタリングに限った話ではありません。
銀行や信用金庫からの融資にせよ、ノンバンクのビジネスローンにせよ、「今なら借りられるから」「今なら利用できるから」という理由だけでは、根本的な課題や問題の解決にはつながらず、最終的には重荷となって経営を圧迫する要因になるはずです。
すべてを買い取らないトップ・マネジメントのファクタリング
私たちは、ファクタリングを実行する際に必ず心がけていることがあります。それは、お客様の事情や状況を鑑みたうえでの契約内容の提示。そしてそこからの信頼関係の構築です。
たとえば300万円の売掛金が発生しており、その買い取りを要望されても、すべての売掛金を買い取るようなことは、ほぼありません。しっかりとヒアリングをしたうえで、事情や状況を踏まえた買取対象額を決定しています。これは、すべての売掛金を買い取ってしまうことにより、売掛金の一切が失われるため。
ファクタリングによって売掛金を事前に回収できるとはいえ、本来の回収日にも回収できる売掛金を可能な限り、残しておいてほしいためです。
中には、提示された売掛金を丸々買い取るファクタリング事業者も存在します。
一聞すると、“優しいファクタリング事業者”のようにも思えますが、闇雲に買い取るファクタリング事業者と闇雲な利用を希望するお客様との間に信頼関係が生まれるとは到底思えないのです。
ファクタリング事業者としての真の役割
私たちはファクタリング事業者として、ファクタリングの効果や可能性を確信しています。できるだけ多くの事業者様にファクタリングを提供していきたいと考えているのは確かです。
しかし、私たちの真の役割はファクタリングを通じて資金を提供することではなく、ファクタリングの活用によって経営や事業の活性化を目指す事業者様の背中を押すことです。
ファクタリングを通じて、お客様を「最悪の結末」へと導くわけにはいかないのです。
ですので、ファクタリングのご利用を検討されるすべての事業者様には、利用する目的や経営・事業の将来的な計画、ビジョンの確立を欠かさずに行っていただきたいと思っています。
それらの達成・実現へ向け、私たちもファクタリングを通じて全力でサポートいたします。