いつも弊社ブログをご覧頂き誠にありがとうございます。
さて、お盆休み真っ只中の方がほとんどかと思いますが、会社経営者にとって8月は営業稼働日も少なくなる為、売上げの事を考えるとなかなかのんびりとしづらい部分もあるのではないでしょうか?
弊社は全国の経営者様からの資金ニーズに応えるため、お盆期間中も営業しております。
お仕事などで資金繰りをする余裕の無かった経営者も、お盆休みの期間を利用して是非資金調達してみてはいかがでしょうか?
先日、静岡県で建設業を営む経営者様から資金調達に関するお問合せを頂戴いたしました。
目次
静岡県静岡市建設業経営者様からのファクタリングに関するご相談内容
溜まっていた外注費と材料代をまとめて支払いたい
「私は静岡県清水市で建設業を13年経営しているSと申します。数年前にメインで受注していた大口取引先が倒産してしまい、その煽りを受けて以来、資金繰りをする事が多くなりました。地元の銀行や信用金庫から私の自宅を担保に入れ、まとまった資金調達を2年前に行いました。
それでも資金は足らなかった為、短期でのプロパー融資を受けながら何とか繋いできましたが、今年の6月に取引していた売掛先がデフォルトしてしまった事がきっかけで、地元の信用金庫から定期的に折り返し受けていた、短期でのプロパー融資を引き揚げられてしまいました。困ってしまい新たな借入先を探す中でファクタリングを知り、利用してみましたがファクタリング手数料がとても高かった為、その業者を利用するのをやめました。
しかし、溜めていた外注費と材料費をお盆休み明けに支払う約束をしてしまった手前もあり、新たに費用負担を抑えてファクタリングしてくれる業者を探していたところ、御社のWEBサイトを見つけ申込みをさせて頂きました。御社以外に3社のファクタリング会社に申し込んでいます。お盆明けから新たに上場会社と取引する事も決まっているので、資金調達の事を秘密厳守してくれる上でファクタリング手数料も安く抑えてくれる信頼できるファクタリング会社との取引を希望しております。」
お客様概要
【業種】:建設業
【事業内容】:土木工事、道路工事
【所在地】:静岡県静岡市
【年商】:1億8000万円
【従業員数】:8名
【銀行借入】:3行 1億2000万円
【税金関係】:社会保険料滞納中(150万円)
【ファクタリングの利用】:現在利用は無し(過去に1社で数回利用)
【現在申込のファクタリング会社】:弊社以外に他3社へ同時申込中
【希望ファクタリング金額】:700万円
各ファクタリング会社からの見積り
S社長様は弊社以外に3社のファクタリング会社へも申込をされ、見積書待ちの状態でした。
その3社は、インボイス(請求書)と通帳のみで見積りが取れるというファクタリング会社でしたので各3社の見積書が出そろい次第、弊社は面談をさせて頂く事になりました。
各ファクタリング会社からの見積り内容
A社:1620万円の売掛債権のうち、840万円を買取り。ファクタリング手数料は140万円。(ファクタリング手数料は20%)
B社:1620万円の売掛債権のうち、875万円を買取り。ファクタリング手数料は175万円。(ファクタリング手数料は25%)
C社:1620万円の売掛債権のうち、756万円を買取り。ファクタリング手数料は56万円。(ファクタリング手数料は8%)
以上が弊社以外の3社から送られてきた見積内容です。
3社とも、S社長の必要希望金額である700万円はOKという内容の見積書でした。
A社とB社は、この条件で良ければ、追加書類は必要なくそのまま契約出来ると言われたそうです。
C社は、この条件で契約は出来るが、追加書類として決算書3期分、各種納税証明書、通帳原本、他を持参して来店してほしいと言われたそうです。
「御社はいくら位でファクタリングして頂けますか?」とS社長様からのご質問に対して、
「弊社は2社間ファクタリングの場合、原則として87,5%以上(ファクタリング手数料に換算すると12,5%以下)でお買取りさせて頂きますが、決算書、ご通帳の原本、納税書類などを拝見させて頂いた上で、S社長様のお人柄なども考慮し売掛金を可能な限り高価買取させて頂きたいと考えております。S社長様のお話を聞かせて頂いた上で判断すると、C社さんに面談に行かれた後に必要書類をご持参の上、弊社へ立ち寄って頂き、正確な買取額を出させて頂いた上でどちらを利用するのか判断して頂くのが宜しいのではないでしょうか?」とお答えしました。
S社長様は「確かに。それならC社に伺ってその場で契約せず、御社に行きます。御社とC社の条件を比較してから決めさせて下さい。」とおっしゃって頂きました。
弊社での面談
S社長様は、C社へ面談に行かれた後、弊社へご足労して下さりました。
S社長様からC社で話してきた内容を伺うと、追加必要書類を提出して2社間ファクタリングの審査をした結果、社会保険料の滞納額と他社への同時申込を理由に8%だったはずの手数料が15%に上がってしまったとの内容でした。条件が変わった事に不信感を抱かれたS社長様は、C社の担当者に「一旦保留にさせて下さい。」と伝えてから、弊社へ来社して下さったそうです。
持参して頂いたファクタリングの必要資料を拝見しながら、1時間程お話させて頂きました。
弊社での面談時の対話内容
お盆明けの外注費と材料代についてはファクタリングを利用し支払う事として、翌月以降ファクタリングを利用し続けるご予定はあるのか伺うと、12月までは資金繰りが厳しいとおっしゃっておりました。そこで面談時にヒアリングした中でローン支払いが完了したトラックが3台お持ちである事が分かり、リースバックのご提案をさせて頂きました。
2社間ファクタリングで12月まで資金繰りのお手伝いをする事も可能でしたが、費用負担を抑えたいというS社長のご希望に沿う形が望ましいと考え、今回はファクタリングで資金調達を行い、来月までの間にリースバックの審査を通してみて、審査が通過すればリースバック、審査が通らない場合はファクタリングで支援致しますという旨をお伝えしたところ、S社長様から「他社ではファクタリング以外の提案はしてくれなかったけど、御社は様々な提案をしてくれるなら、わざわざ足を運んで来た甲斐がありました。」というお言葉を頂けました。
企業情報の漏洩がなく安心して利用する事が出来るファクタリング会社を選ぶ事も大切
他にS社長様から「初めてファクタリングを利用した時、その業者を数回利用したがファクタリング手数料がとても高かった為、決済完了後利用するのを辞めたところ、そのファクタリング会社にしか教えていない筈の携帯電話に、知らないファクタリング会社からひっきりなしに電話がかかってくるようになったので、ファクタリング会社に対して不信感を感じていたのが正直な気持ちです。」という事を教えて頂き、「失礼ですが御社を利用して情報が流出する事はありませんか?」というご不安を弊社に対しても抱えていらっしゃったので、「弊社が行うファクタリングとは、大切な売掛先の情報や経営者様の個人情報を取り扱う業務内容です。弊社を選んで頂く全ての経営者様には、情報の漏洩など心配する事なく安心してファクタリングを利用して頂きたいとの思いからISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)を認証取得致しましたのでご安心下さい。」とお伝えさせて頂き、接客室に掲示してあるISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)の登録証をご覧頂きました。
S社長様「そういう取り組みをされているファクタリング会社であれば、安心してファクタリングを利用する事が出来ます。私が今回、他に申込んだファクタリング会社では、そのような取り組みをされている会社はございませんでしたから。」とご安心頂けました。
ファクタリング会社は数多くございますが、ファクタリングを利用するお客様の気持ちを考えれば、やらなくてはいけない事は決まってきます。そういう当たり前の事すら考えていないファクタリング会社が多いといった部分でも、ファクタリング業界全体のイメージがマイナスに作用しているのだなという事をS社長様のお話を聞いている中で改めて感じました。
弊社からのお見積書を提示~ご契約
色々なお話をしている最中に、ファクタリングの見積書があがってきたのでS社長様にご覧頂きました。
≪弊社見積り内容≫
【弊社買取対象額】1620万円の売掛債権のうち7,701,480円
【買取代金】7,001,268円(お客様お渡し金額)
【買取期間】31日間(買取実行日から売掛金着金日までの日数)
【売掛金買取率】90%(ファクタリング手数料10%)
以上の条件が今回発行した見積書の内容です。
S社長様から即決のご判断を頂き、その場でご契約させて頂きました。
S社長様、今回は数あるファクタリング会社の中から、弊社を選んで下さり誠に有難うございました。
インボイス(請求書)と通帳のみで行うファクタリング審査
売掛金のインボイス(請求書)と通帳だけで発行される見積書の信頼性とは?
3社間ファクタリングであれば、お電話やメールで売掛先の内容を伺えば正式な見積書をお出しする事が可能です。
しかし、2社間ファクタリングの場合、売買した売掛金の集金業務を債権売却依頼人でもあるお客様に委託する事になりますので、お客様の会社やお客様自身の与信内容を審査をさせて頂き、集金業務をお任せする事が出来る方なのかきちんと判断をしなければ、本来2社間ファクタリングでの正式な売買手数料をお伝えする事が出来ません。これは、2社間ファクタリング自体を考案したのが弊社なので仕組上間違えの無い事実なのです。もし、集金業務を委託する為の審査をせずに2社間ファクタリングを行い、高い手数料を取られたとするならば、それはファクタリングを装った似非ファクタリング会社といっても良いでしょう。
見積り段階で良い条件の見積書を貰い、実際にその会社へ契約へ行ってみると、契約直前で見積書とは全く違う条件になってしまったというご経験をされた経営者様も多くいらっしゃるかと思います。何故そのような事が起こるのか?という問いにお答えしましょう。それは、ファクタリング業界における、お客様に対するトレンドが簡素化の方向に向かっている事にあります。
資金調達を考えた時に、誰だって審査書類が少なく、手間がかからない会社が良いと考えるのは当たり前の事です。
インボイス(請求書)と通帳だけでは、二社間ファクタリングの正確な見積り発行は現実的に不可能である
しかし、2社間ファクタリングにおいては、上記に書かせて頂いた通りインボイス(請求書)と通帳だけでの審査は出来ません。
最近では当たり前のようにファクタリングの広告などで、『インボイス(請求書)と通帳があればその場ですぐにお見積り』というものを目にします。
これは、ファクタリングという敷居を低く見せる為、最初は少ない書類で申込みをしてもらい、実際契約前段階で他の必要書類も用意させるという手法です。
弊社はこのようなやり方は好きではない為やりませんが、このような手法を使い集客を行うファクタリング会社が増えているのが現実です。
実際にインボイス(請求書)と通帳だけで審査を行い安いファクタリング手数料を算出してくれ、その見積書通りに実行してくれる会社があるとすれば、現時点でそれを行っている会社は、クラウドファクタリングを提供しているOLTA(オルタ)くらいではないでしょうか?その分オルタさんの審査は厳しいようですが。
安かろう悪かろうという言葉があるように、早かろう悪かろうという言葉もファクタリングには存在する
とにかく簡単に資金を手にしたい。手数料が20%であろうが30%であろうが幾らでも関係ないから、少ない必要書類だけでファクタリングしてくれる会社がいい。そう考えられる経営者様であれば上記のようなインボイス(請求書)と通帳のみで審査してくれるファクタリング会社を選択するのも良いと思います。
しかし、ご自身の会社を守っていかなければならない経営者様は、少しでも費用負担を抑えて資金調達する事をお考えになる筈です。本ブログをご覧頂ければどちらを選択するのが賢い経営者なのかご理解頂けると思います。
2社間ファクタリングの手数料は本来、インボイス(請求書)と通帳だけでは算出する事は出来ません。
他社よりも敷居を低く見せ申込みを取りたい気持ちも分からなくはないですが、弊社ではインボイス(請求書)と通帳だけで見積書を提示する事は出来ません。何故なら、これから取引をさせて頂くかもしれない経営者様に、いい加減な見積書を提示する事自体が失礼に値する事だと考えているからです。
銀行やノンバンクなどから借入や融資を行う際、数百万~数千万の申込みをすれば、担保や保証人を求められる事がほとんどです。同じ金額を資金調達する場合、担保も保証人も求められず簡単に資金調達出来るのはファクタリング位なものです。担保や保証人を用意する手間に比べれば、多少多めの必要書類を揃える事で正確な見積り額が出るのであれば、そっちの方が宜しくはないでしょうか?
以上の事から弊社では2社間ファクタリングをご希望される経営者様へ見積書を提示する際は、売掛先のインボイス(請求書)以外に、決算書やご通帳の原本、納税書類関係などをメールなどで先に頂いてから必ず見積書を出させて頂いております。メールやFAXで必要書類を全て送る事が面倒な経営者様は、書類をご用意頂ければ面談をさせて頂く中で、正確な見積書を発行させて頂き、さらにファクタリング以外で費用負担が抑える事の出来る資金調達方法のご提案が可能であれば、その場でお伝えさせて頂きます。ほんの少し手間を掛けるだけで安心できるファクタリングになるなら、その方が賢明と言えるのではないでしょうか?
安心して利用出来るファクタリング会社まとめ
- 2社間ファクタリングの場合、売掛金のインボイス(請求書)と通帳だけで発行される見積書は当てにならない
- 2社間ファクタリングの手数料は本来、インボイス(請求書)と通帳だけでは算出する事は出来ない
- 面倒でも書類をきちんと用意して正確な見積書を発行してくれるファクタリング会社を選ぶ
- ファクタリング会社のHP等をよく読み信用に値する内容なのか判断する事が大事
- 買取条件を途中で変えてくるファクタリング会社には注意が必要
- 企業情報の漏洩防止を徹底しているファクタリング会社を選ぶ事が大切
ファクタリングで資金調達を考える際は以上の事に注意し、ファクタリング会社を選べばそうそう失敗する事はないでしょう。
お盆明けや月末に向けて資金調達をご検討されていらっしゃる経営者様は、お気軽にお問合せ下さい。
本日も長文にお付き合い頂き誠に有難うございました。
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