トップ・マネジメントです。
寒い冬を越え、ようやく春めいた過ごしやすい日々が訪れた地域も多いことかと思います。
その一方で、世界に目を向けるとウクライナではロシアによる軍事侵攻によって人道危機が加速。
世界情勢は混沌とした様相を呈しており、原油価格の高騰や対ロシアとの貿易に影響を及ぼすなど、経済面への打撃も深刻さを増しています。
一国とそれを取り巻く世界中が瀕する甚大な危機に対して私たちが出来ることといえば、僅かな支援金の寄付や事態の収束と明日の平和を願うことくらいかもしれません。
春の穏やかな気候に心地よさを感じながらも、一個人としての無力さを痛感させられる毎日です。
さて、ここからは気分を一新して今月のスタッフブログをお届けしていきたいと思います。
ぜひご一読ください。
目次
コンサルが呆れる経営者の特徴3選
私たちトップ・マネジメントは単なるファクタリング事業者ではなく、ファクタリングの提供を通じたコンサルタント業務の実施を行なっています。
そのため、ご相談や審査に係る面談の際には経営者様と真正面から向き合い、資金繰りに対するアドバイスはもちろん、事業計画や経営方針のご相談、さらにはプライベートに関する話題まで、様々なお話をさせていただくことがあるのですが、時々「この経営者様の下では従業員の方々が苦労されているだろうな」とか「その意識のままだと資金調達も無駄になってしまうだろうな」などと、こちらが呆れてしまうような行動や思考をされる経営者様に出会ってしまうことがあります。
そこで今回のスタッフブログでは、私たちがこれまでに出会った“つい呆れてしまう”経営者の特徴の中から、特に印象的な3つをご紹介していきたいと思います。
とにかく何もかもが無策・無計画
まずは事業計画にせよ経営計画にせよ、深い考えが巡らされておらず、何もかもを無策・無計画のまま思いつきや行き当たりばったりで乗り切ろうとされる経営者の方々。
こういう方々に共通する特徴として挙げられるのは、口癖のように「とりあえず」や「一応」という言葉を多用する点です。
市場や情勢などの変化に対応するためには、思い切って計画を転換する柔軟な思考や行動が求められることもあります。
ですがそれに関わらず、どう考えても端から計画性のない事業や経営を展開しているのが見受けられるだけでなく、「とりあえず」や「一応」の一言を添えて、何の根拠もなく大きな転換を図ろうとする経営者の方が存在するものです。
こういった無策・無計画な事業や経営の展開は、会社の軸のブレを引き起こすことにつながり、これによって当然ながら従業員の方々は困惑せざるをえず、それぞれの業務遂行も円滑に進められなくなるといった影響を与えかねません。
経営者には、会社の利益を追求するだけでなく、従業員の方々の滞りない業務遂行を後押しする役割も持つはずです。それを果たすためにも、会社の軸となる確固たる計画を策定し、変化を与える際にはしっかりと示すことのできる根拠を立てる必要があるといえるでしょう。
業績の悪化をすべて従業員の責任にする
「部下の働きが悪くて・・・」などと、業績悪化の理由をすべて従業員の責任かのような主張をされる経営者の方がいます。
確かに、多くの企業では実際に現場で営業活動や作業をされるのは従業員の方々でしょう。
しかし、経営者は会社の顔であり最高責任者。
たとえ従業員の働きが悪くて業績が悪化したとしても、その根本的な責任は経営者にあることを心得ていないようであれば、あまりにも従業員の方々が気の毒でなりません。
また、反対に業績が上向いた際には、まるで自身の力だけで勝ち取ったかのごとく、誇らしげに語る経営者の方もいます。
当然、経営者の方が積極的な行動を続けたことよって業績が上向くケースもあるでしょう。ただ、そのような場合であっても、たとえ結果が出せなくても陰で尽力する従業員の存在があることを忘れるわけにはいきません。
経営者であるならば、業績悪化でも向上でもどのようなケースであれ、個人のみの責任や功績としてのみで捉えるのではなく、会社全体の評価として受け止めるべきなのではないでしょうか。
自社の財務状況を正確に把握していない
信じられないかもしれませんが、経営者の方の中には財務管理を経理に任せっきりで、自社の財務状況を正しく把握していないという方が存在します。
弊社では面談時に、ご提出いただいた各種の資料を基にお話をさせていただくのですが、その際に初めて正確な財務状況を知り驚いたうえで、「経理担当者に資金ショートの可能性を指摘され、ファクタリングを提案された」などと聞くに堪えない申込み動機を話される経営者の方もいるのです。
財務状況は会社の存亡に関わる最重要の指針となるものです。
それにも関わらず、それをまったく把握しいていない、もしくは曖昧に把握しているようでは、経営者としての責任を放棄していると断言せざるをえず、仮に資金調達をしても会社の未来は決して明るくはないといえます。
まとめ
今回は私たちが呆れてしまった経営者の特徴を3つにしぼってご紹介しましたが、中には呆れを通り越して驚愕してしまうようなものもあったのではないでしょうか。
本文中にも記しましたが、経営者は会社の顔であり最高責任者です。
したがって、外部や内部を問わず会社に対する評価は経営者様の姿勢や思考が大きく反映することを心にとどめなければなりません。
もしも今回ご紹介したような特徴に思い当たる節があるようなら、すぐにでも “呆れられる経営者”からの脱却を図るために、今一度帯を締め直すよう心がけてみてください。
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