経営者・社長

黒字経営者となるために持って欲しい、たった3つの心得を教えます!

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長く会社の経営を続けていくための大きな要素のひとつに、「黒字」の持続が挙げられます。
「予算管理」や「売上管理」、「売掛金管理」や「コスト削減」など、黒字経営に向けた施策はいくつも考えられますが、本当にそれらの施策を実行するだけで黒字経営は持続できるのでしょうか。
確かに、そういった財務体質の改善につながる施策の実行によって、「赤字」から「黒字」へと好転する企業はいくつもあります。ですが、それも一時的であり、2、3年後には再び赤字へと転落するケースも同じように多くみられるもの。黒字経営の「持続」は実現できていないということになります。
資金が潤沢な大企業であれば、数年に一度くらいの赤字となっても、さほど大きなダメージにはならないでしょうが、中小企業の場合は、一度の赤字で経営が破綻することも現実的に考えられるものです。
では、会社が「黒字経営」を持続するには、財務体質の改善につながる施策のほかに何が必要なのでしょうか。「黒字経営」を持続できる会社とできない会社には、どのような違いがあるのでしょうか。
そのポイントは、経営者の「黒字経営に向けた心得」にあります。
「黒字経営」を維持している会社では、そもそも経営者が「黒字経営に向けた 3つの心得」をしっかりと持っている傾向があります。

1.無計画に経費を使用しない

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ひとつめの心得は「無計画に経費を使用しない」こと。
黒字経営を維持できる経営者は、経費を黒字経営のための投資と考えています。
たとえば中小企業では、交際費を年間800万円まで全額損金算入できますが、だからといって無闇やたらと使うようなことはしません。しっかりと黒字経営につながるであろう“交際”を見極めて、計画的に使うよう心がけているものです。もちろん私的な交際についても、経費精算することはありません。
それは交際費だけに限らず、売上や利益につながらない経費の使い方は、徹底して行わないようにしています。
一方で、赤字経営に陥る会社の経営者は、節税などを名目に経費の無計画な使用を続ける傾向にあります。
結局、経費の支払いが膨れ上がって会社のキャッシュフローは乱れ、そこから慌てて経費削減を進めようとしても、なかなか思うようにいかず、結局は資金繰りが崩壊するというのは珍しいケースではありません。
経費は、あらかじ決められた予算の大枠の中で、残りの予算枠を確認しながら計画的かつ効果的に使う。これが、黒字経営を維持できる経営者が持つ心得のひとつです。

2.法人税から目を背けない

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ふたつめの心得は「法人税から目を背けない」ことです。
売上が好調をキープし利益を上げれば経営も黒字に転じるでしょう。ただし、その代償として法人税の金額も上昇するものです。
黒字経営を維持できる経営者は、法人税額がどれだけ上昇しようとも、嫌な顔ひとつせず喜んで納税しようとします。つまり、納税に対する覚悟をきめているということ。納税額が大きければ大きいほど会社の成長を実感し、納税を繰り返しながら会社の手元資金を貯めていこうとポジティブな考えを持っているわけです。
経営者にとって、納税が辛い義務のひとつなのはわかります。しかし、黒字経営を維持するためには、納税から目を背けるのではなく、むしろ納税額を上げていこうとする心構えが大切になります。

3.積極的に経理や財務に関わる

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黒字経営を維持できる経営者は、積極的に経理や財務に関わっています。間違っても、それらの業務を担当者に丸投げしたうえ、ミスがあっても見て見ぬふりや一方的に叱責することはしません。
そもそも自社のお金管理にかかわる業務なのですから、関わっていないほうが異常だといえます。
売上や利益はもちろん、手元資金の残高から顧客単価まで、会社のお金が絡むありとあらゆるデータをもれなく把握しているのが、黒字経営を維持できる経営者です。
また、会社のお金に対して強い関心を寄せるだけでなく、経理や財務担当者に対しても進んでねぎらいの声をかけるなど、近い距離感で接しています。担当者のミスがあれば、自らフォローして、ともに改善に当たろうともします。
「会社のお金は経営者である自分が責任をもって管理・把握する」。簡単な心得ではありますが、それがなかなか出来ていない経営者は非常に多いものです。

まとめ

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紹介した、たった3つを心得るだけでも、黒字経営が持続する可能性は高まります。どれも難しくはなく、すぐに心がけられるものばかりです。
もちろん、決算書をもとにして財務体質の改善策を立てることも、黒字経営の維持には大切です。しかしそれらの効果を最大限に発揮させるためには、経営者自身が「黒字経営に向けた心得」を持つことが大前提となることを忘れずにいてください。