コンサルタントっていったい何？

今回は、「コンサルタント」とは、どういった業務を行なっているのか。

特に、みなさんに直接的に関係がありそうな「経営コンサルタント」にスポットを当ててご紹介します。

あらゆる業種や業界に対応したコンサルタント

ひとことで「コンサルタント」といっても、そのジャンルは多岐にわたり、あらゆる業種に対して存在しています。

たとえば、以下のようなもの。

• 経営コンサルタント
• 環境コンサルタント
• 音楽コンサルタント
• 株式公開コンサルタント
• キャリアコンサルタント
• 建設コンサルタント
• 財産コンサルタント
• ITコンサルタント
• 中小企業設計コンサルタント
• 美容コンサルタント
• まちづくりコンサルタント
• 林業コンサルタント
• 都市計画コンサルタント

etc

以上は、ほんの一例です。

上記以外の業種や業界にも、数多くの「コンサルタント」が存在します。

高い専門知識と豊富な経験を兼ね備えた「コンサルタント」

さて、では「コンサルタント」とは何なのでしょうか。

「コンサルタント」を説明する前に押さえておきたい言葉が「コンサルティング」です。

「コンサルティング」とは、「企業や団体などの組織が抱える問題の解決策を示し、経営の発展を助ける業務」のこと。

簡単にいってしまえば「問題に対する相談に乗り、解決へと導く」業務です。

そして、これらの「コンサルティング」を専門業務として行なっている人のことを「コンサルタント」さらにそのような業務を行なっている会社のことを「コンサルティング会社」「コンサルティングファーム」などと呼びます。

これら「コンサルタント」は、それぞれの業種や業界に対しての深い知識と、積み重ねてきた経験を基にして的確な助言を行えるため、問題を抱える企業や団体にとっては大変心強い存在になります。

どんな業種にも専門的な知識や技術が必要になりますが、経営者や従業員の知識や経験、技術だけでは解決しきれない問題も度々発生します。

優秀な「コンサルタント」は、多種多様な問題を抱えていた企業の問題を次々に解決してきた事例やノウハウがあるため、それらの経験を基に具体的なアドバイスをおくることができるのです。

「コンサルタント」が行う業務とは？

では、「コンサルタント」は具体的にどのような業務を行なっているのでしょうか。

ここからは、業種を問わず多くの経営者に関係があるであろう「経営コンサルタント」を例にとってご紹介します。

「経営コンサルタント」の業務は「企業の問題を浮き彫りにして、経営を改善すること」

つまり、「収益が少ない企業や、収益をさらに伸ばしたい企業を、いかにして儲けさせる」かが最大のミッションとなります。

「経営コンサルタント」と名乗る人に必要な資格は基本的にはありませんが、関連する資格として有名なのは国家資格である「中小企業診断士」です。

また、公認会計士や税理士なども、多くの企業に対応してきた実績を基に「経営コンサルタント」を名乗っている場合があります。

どのような手順で、コンサルティングを行なっていくかは、それぞれのコンサルタントによって様々でしょうが、最も重要視され、なおかつ真っ先に行うことは「ヒアリング」です。

どのような業種のコンサルティングを行うにあたっても、まずはその企業が抱えている、または企業が気づいていない問題点を発見しなければ、具体的なアドバイスと解決策を示すことはできません。

ですので、まずは経営者をはじめとする役員などからのヒアリングから行うことが一般的です。

その後、「経営コンサルタント」は企業からヒアリングした内容と現状、さらに企業が向かうべき方向性を定めるために、賃借対照表やキャッシュフローのシートや、これまでに作成した事業計画書などの経営に関するあらゆる資料と、これまでコンサルティングを行なってきた企業や団体のケースを踏まえながら仮説を立てて、経営改善に関する具体的な計画書を作成していくこととなります。

経営者は、このような計画書を基に経営を進めていき仮説の検証を繰り返していくことになり、コンサルタントはその都度、助言したり解決策を実行するなどしてサポートしていきます。

これらのサポートを、企業の問題が解決され、結果が出るまでのあいだ繰り返し行なっていくことが、「経営コンサルティング」の一般的な業務の内容となります。

ご紹介した通り、「コンサルタント」の業務は「問題を解決へと導くための解決案を立案し、それに基づいてサポート」を行う業務です。

今回は「経営コンサルタント」を例にとってご紹介しましたが、例えば「ITコンサルタント」であれば、ネットでの集客や効果的なデザインの提案をするなど、それぞれの業種や業界を専門的に対応した様々なコンサルタントが存在しています。

もしも、現在行なっている業務が上手くいかない、経営状態を改善させたいとの思いがあるなら、それぞれの問題に適したコンサルタントをみつけて相談してみるのがよいでしょう。