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あなたは大丈夫?会社をマイナスへと導くダメ経営者の主な特徴
「ダメ経営者」
もしも経営者のあなたが自社の従業員や取引先から、そのようなレッテルを貼られてしまえば、途端に経営者としての求心力は失われ、取引先からの信頼性はガクッと損なわれてしまうことでしょう。
特に中小企業の経営者は、従業員の前に立ち率先して業務を遂行していく必要がありますので、大企業の経営者よりも、高いリーダーシップと的確な行動力を併せ持たなければ勤まりません。
「自分は決してダメ経営者ではない!」と思い込んでいても、周りは意外と細かいところまで観察しているものです。
以下の「ダメ経営者」の主な特徴に目を通しながら、自らの行動や考え方に問題がないか、今一度、自分に問いかけてみてください。
自分のスケジュールを誰にも伝えない
1日のスケジュールを従業員の誰にも伝えないから、今どこで何をしているのか分からない…。
自分がいなくても優秀な従業員が揃っているから、日々の業務は安心して任せられるなどと考えている経営者の方が多くいらっしゃいます。
もちろん、それほどまでに信頼できる従業員が揃っているのは素晴らしいことですが、だからといって従業員に何も伝えず、その日1日を自由に過ごしていいわけではありません。
当然、終日打ち合わせが続くので出社できない日もあるでしょう。
そんな日であっても必ず従業員とスケジュールを共有し、自分がどんな動きをするのかを伝えましょう。
ノーアイディアで、行動はすべて思いつき
具体的な経営戦略やアイディアを持っておらず、目先の利益ばかりを追い求めるがために、行動がすべてその場その場での思いつきであれば、従業員は振り回されるばかりで、やがて辟易するでしょう。
もしも、経営者のあなたが新規事業の構想を持っているのならば、「なぜこの新規事業か。なぜ今なのか。
立ち上げるには何が必要か」などを論理的に従業員に説明し、そこに至るまでのスケジュールをしっかりと立てる必要があります。
決断力がなく、改善力が無くすべて従業員まかせ
大きなビジネスチャンスを掴みかけているはずなのに、経営者がはっきりとゴーサインを出さなければ、従業員は前へ進むことができず大事なタイミングを逃してしまいます。
従業員の意思を尊重したいから、いちいち介入はしないという方針を持つ経営者の方もいらっしゃるでしょうが、それでは責任逃れだと受け取られても無理はありません。
特に中小企業であれば、どんなに些細な業務であっても、最終的な決定権は経営者にあることを忘れないでください。
また、業績が悪化したり、事業がうまくいかない時に何の改善策も打ち立てられず、責任をすべて従業員に負わせる経営者も残念ながら存在します。
企業がピンチに陥っている時こそ、経営者としてのリーダーシップと決断力を発揮して、問題解決へと導かなければなりません。
従業員への気遣いがない
会社の業績を上げるために必要なのは労働力だけではありません。
従業員の健康状態や、働きやすい環境づくりを常に考えるのも経営者の仕事です。
それらがおろそかになれば、どんなに優秀な従業員であっても、体調の悪化やモチベーションの低下へと繋がり、貴重な戦力を失うことになるでしょう。そ
うならないためにも、日頃から従業員へのヒアリングを心がけ、休養が必要であるならばリフレッシュ休暇を与える。
不満点があるのであれば早急に改善策を練るといった行動を取り、従業員がいつでも高いパフォーマンスを維持できる環境づくりを目指してください。
イエスマンばかりを重用する
企業の利益を上げていくためには、時に自分とは相容れない意見や斬新な発想を取り入れて、常に新しい風が流れていなければなりません。
しかし、自分の地位を脅かすほどの発想や能力を持った従業員は蚊帳の外に置き、いつまでも自分の考えだけに同調するようなイエスマンのみを重用するような経営者であれば、その企業は大きく成長することはないでしょう。
もしも、現状を維持し続けていればいいという考えであるならば、イエスマンだけを評価し、さらにその数を増やせばいいだけです。
少しでも企業を大きくしたいと考えているのならば、いつまでも自分の考えに固執せず、新しい力を積極的に重用するようにしてください。
他社との交流を避けがちな傾向がある
外部にコネクションをいかに築けるかが経営者としての最大の業務といっても過言ではありません。
経営者が外部によりよいコネクションを築くことができれば、営業マンも仕事を獲得しやすくなり、企業の評価も高まるはずです。
ところが、あまり外部との付き合いを好まず、自社の従業員とばかりコミュニケーションを取りたがるような“引きこもり経営者”でれば、いつまでたっても企業の認知度は高まらず、評価も平行線のままでしょう。
企業の成功のためには、まず経営者の顔を広めること。
そのためにも、幅広い業種の経営者が集まるセミナーや交流会には積極的に参加し、自身と自社をアピールするよう心がけましょう。