日頃より株式会社トップ・マネジメント仙台営業所をご愛顧下さり、誠に有難うございます。

仙台に営業拠点を設けたことで、地域の事業者の方々から資金調達に関するご相談をお受けする事も多くなってまいりましたが、東北エリアではファクタリングという資金調達方法をご存知ない方もかなりいらっしゃることが分かりました。そこで本日より、資金調達時に役立つファクタリングについて、実際にファクタリングを利用した方の事例なども織り交ぜながら、東北エリア事業者の皆さまへファクタリングの正しい活用方法を知ってもらうきっかけになればとの思いから本ブログを書かせて頂きますので、どうか最後までお付き合いください。

ファクタリングってどういう資金調達方法?

ファクタリングってどういう資金調達方法?

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングを図で解説

ファクタリングという資金調達方法は売掛債権(売掛金)の売買であるため、ファクタリング依頼者の会社が債務超過であったり、赤字企業や税金分納中であっても、健全な売掛債権さえあれば資金調達が行なえることが最大のメリットと言えます。時間軸でみても、金融機関やノンバンクなどが行う事業融資では申込から入金までかなりの時間と労力を要しますが、ファクタリングであれば最短即日~3営業日ほどの短期間で資金調達が完了するため、入金ズレが起きた際など急場の資金繰りを行う場合、とてもに役に立つ資金調達方法であると言えます。

また、ファクタリングを利用する場合、取引先(売掛先)からファクタリングを行う旨の承諾を取り、ファクタリング会社と取引先(売掛先)と利用者の三社合意のもとで契約する「3社間契約」と、取引先にファクタリングを行う旨を知らせず、ファクタリング会社と利用者の2社合意のもとで契約する「2社間契約」が選択できます。「3社間契約」は取引先(売掛先)へ資金調達する旨が伝わってしまうため、今後の取引に懸念が出てしまうリスクはありますが、ファクタリング利用時に発生するファクタリング手数料が安めに設定されるというメリットがあります。「2社間契約」では、取引先(売掛先)へファクタリングする旨を伝えずに契約するため、ファクタリング会社へ売却した売掛債権の回収は、自社で行い、回収した資金をファクタリング会社へ送金することになります。取引先には資金調達していることは知られずに契約できるため、今後の取引に懸念が出る可能性はなくなりますが、ファクタリング利用時に発生するファクタリング手数料は高くなってしまうというリスクがあります。

取引先(売掛先)が自社の財務内容を理解してくれ、資金調達に協力的な場合は3社間契約を行う方が断然お得ですが、ファクタリングを承諾したがらない取引先(売掛先)の場合は、2社間契約で進めていく方が今後のお取引に支障をきたさないと言えます。ファクタリングで資金調達を行う場合、3社間契約を行うのか、2社間契約を行うのか、自社の状況に応じて計画的に進めていく事が重要です。

ファクタリングを行う場合の流れ

ファクタリングを利用する場合、まず初めにファクタリング会社へ売掛債権(請求書や受注書)を提出し、その売掛債権がファクタリング可能かどうかを審査するところからスタートします。

続いて、入金が入ってくる通帳コピーもファクタリング会社から求められます。理由はファクタリング予定の売掛債権が、過去にも取引があるのか?過去に入金ズレなどを起こしている売掛先ではないか?といった部分を調査する必要がある為です。

問題なければ、ファクタリング予定である売掛債権のうち、幾らまでなら売買可能か、口頭もしくはお見積書などで審査の結果が出ます。

見積り内容に問題なければ、オンラインによる契約、郵送による契約、対面による契約より契約方法を選び、契約を締結します。

ファクタリング会社によっては、対面契約のみしか取り扱っていない会社もあれば、クラウドサインなどを利用したオンライン契約のみでしか契約できない会社もあるので、契約方法については事前利用するファクタリング会社へ確認しておくと良いでしょう。

株式会社トップ・マネジメントではオンライン契約、郵送契約、出張契約、来店契約からお好みの契約方法を選択する事が可能です。急ぎの資金を希望する方はオンライン契約で、初めてファクタリングを行うから直接会って契約したい方は対面契約で行うなど、自身の希望する契約方法が選べます。

契約を締結後、ファクタリング会社より自身の金融機関口座へ、ファクタリング代金が振り込まれます。

ファクタリングのメリット

ファクタリングのメリット

ファクタリングのメリット

ファクタリングがおすすめできる点は、なんといっても資金調達時における高い成約率と調達までの実行スピード言っても過言ではありません。
金融機関やノンバンクでは借入における総量規制もあるうえ、信用情報が綺麗でない場合、融資の否決や場合によっては保証人や担保を差し出さなければならないケースもあります。どんなに金利が安くて魅力的な金融機関であっても、赤字や債務超過、税金未納状態では絶対に融資を行ってはくれません。また仮に融資の条件には見合っていても、融資実行までそれなりの時間がかかってしまいます。

そんな時、ファクタリングであれば赤字、債務超過、税金滞納、金融機関へのリスケなど、融資では断られてしまうような状況でも、健全な売掛債権さえあれば最短で即日の資金調達が可能となります。

また、ファクタリングは融資ではありませんので、ファクタリングを利用しても決算書上の負債にはならないため、キャッシュフローの改善にも利用できるるため、翌期に金融機関から融資を受ける材料として年度末にファクタリングを利用し、売上げを調整されている黒字経営企業様もいらっしゃいます。

計画的な利用さえできれば、しっかりとファクタリングのメリットを享受できるでしょう。

ファクタリングのデメリット

ファクタリングのデメリット

ファクタリングのデメリット

急場の資金調達時に役立つファクタリングですが、利用する上でデメリットとなる部分もございますので、ここから説明していきます。

金融機関から融資を受ける場合、借りた代金の対価として、法定金利内に設定された「金利」を支払いながら返済していくことになりますが、ファクタリングでは融資とは異なり金利という概念が無いため、利息は発生しません。そのかわり、売掛金を早期資金化して売買するための「ファクタリング手数料」が発生します。

一般的にファクタリング手数料は、「3社間契約」の場合で1~9%、「2社間契約」10%~30%が相場と言われております。金融機関から融資を受ける際に発生する金利と比べると、かなり割高なコストとなるため、長期的に2社間契約を継続していくと自社の負担がおおきくなってしまうため、ファクタリングを利用する際は一時的な繋ぎ資金と考え、他の資金調達方法も併せて計画しておくことが大切です。

株式会社トップ・マネジメント仙台営業所では、ファクタリング手数料の設定を「3社間契約」の場合0.5%~3.5%、「2社間契約」3.5%~12.5%の範囲の中で取り決めしており、ファクタリング以外の長期資金調達方法も提案可能なため、ファクタリング利用が初めての方でも安心してご利用頂けます。